ダイエットに挑戦してもいつも失敗してしまう人は、ダメな自分を責めていない?
我慢や無理をしてダイエットを続けるよりも、少しずつ自分のメンタルを変えていくことが、少ないストレスで美痩せを目指す方法かも。
そこで、次世代型ブリージングデバイス「ston(ストン)」を発売する株式会社BREATHER(ブリーザー)が開発したボディワークプログラム「究極のひと休み」の発表会に登壇した精神科医のゆうきゆう先生に話を聞いた。
精神科医の視点から見た、太っている人にありがちなデブ思考やデブ行動と、その改善方法とは?
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炭水化物には中毒性があるので食べすぎに注意!
ゆうきさんによると、甘いものやスナック菓子を食べ続けてしまうのは、炭水化物に中毒性があるからだという。
◆炭水化物依存の悪循環
「お菓子などを食べた直後は気持ちが落ち着くけれど、1、2時間ほど経つと、食べる前以上に炭水化物を渇望したり、不安が強くなってしまいます。その悪循環が太る原因になっている人もいます」(ゆうきさん・以下同)
不安感や不満、イライラなどで食に走ってしまうという人は、炭水化物依存に陥ってしまっているのかも。食べ物に手を伸ばす前にいったん、自分の食欲の原因が何か、立ち止まってみて。
◆糖質を食べすぎないようにするには?
「糖質を摂るのをやめようと思うとストレスになるので、たんぱく質の多いおかずから食べてそれでもお腹が空いていればご飯を食べる、など自然に糖質量が減るような工夫をするとよいでしょう」
また、間食がやめられない人は、ナッツやチーズのような炭水化物以外のものに変えてみるのもおすすめだそう。
一呼吸おくことで「外発反応性」をコントロール
さらにゆうきさんは、太りやすい人ほど「外発反応性」が強いと指摘する。
◆外発反応性とは?
外発反応性とは、目の前の情報によって行動が左右されること。
「例えば、テレビで新発売のお菓子の情報を見てすぐ食べたくなったり、店頭の食品サンプルを見るとお腹が空いていたわけでもないのに食欲が湧いてしまうなど、見たものに左右されて堪え性がない人ほど太りやすいと言われています」
◆食欲を抑えるためのアドバイス
その対策としては、食べたい、と思ったときに一呼吸おくこと。食べたいという気持ちと闘うのはストレスになってしまうため、「食べてもいいけど、10分後にしよう」「この仕事を片付けてからにしよう」と自分へのご褒美のようなイメージで少し先延ばしにすると、食欲が収まったり、総じて間食の量が減ったりするという。
また、カロリーがなくノンニコチン・ノンタールのフレーバー付き水蒸気を楽しむ「ston」のようなアイテムを取り入れることで、口さみしさを軽減したり、気を紛らわしたりすることも有効とか。
運動が続かない人は腕立て伏せ1回からでもOK
運動習慣がないと太りやすいというのは、当然のことのように思うけれど、ゆうきさんによると消費カロリー量の違いだけでなく、メンタル的な面でもダイエットにかかわってくるという。
◆運動習慣で落ち込みづらいメンタルに
「運動習慣がある人ほど、鬱になりにくいと言われています。逆に鬱になったり、不安が強まったりすると、食でそれを解消しようとしてしまいます。また、ちょっとした運動でも、せっかくカロリー消費したのに食べすぎたり、お菓子を食べたりしたらもったいない…と気持ちが変化して、食に気を使うようにもなると思います」
また、運動が続かないという人は、目標を高く設定しすぎている可能性も。腕立て伏せを毎日100回やランニングを1kmなど、いきなり大きな目標を掲げてしまうと、義務感からつらくなってしまい、運動が続かないだけでなくできない自分を責めてしまい、それがストレスになることも。
「まずは腕立て1回でいい、くらいのやらない方が難しいくらいの目標から始めるのがいいと思います。せっかく1回やったら、10回くらいはやろうかなという気持ちにもなりやすいです」
◆完璧主義はNG!できることからスタートを
最後に、「完璧主義の人は折れやすく打たれ弱いので、鬱になりやすいと言われています。なので、完璧にノルマをこなすことよりもハードルを下げて継続することが大切です」と、ゆうきさん。小さな成功体験を積み重ねることが、デブ思考やデブ習慣を変える一歩に。
【データ】
BREATHRE(ブリーザー)「究極のひと休み」
https://switchonoff.jp/
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