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【-10歳顔を目指す10秒顔筋トレ】「べぇーストレッチ」でフェイスラインをスッキリ!

コロナ禍の運動不足は体だけでなく顔にも。鏡を見るたび、もやっとした輪郭が気になるもののマスクを着けてやり過ごしてるうちにデカ顔になっているかも。

マスクをはずすその日のために、今のうちにダブついた輪郭をスッキリさせるという最新メソッド「コアフェイストレーニング」を表情筋研究家の間々田佳子さんが教えてくれました。シリーズ10回目は「シャープなフェイスライン」を手に入れる方法です。

舌筋が弱ると顔がたるむ

「フェイスラインが気になっている人にチェックしてほしいのが耳の後ろのリンパ節。マッサージをして、痛みを感じる、硬くなっている人は、血液やリンパの流れが悪く老廃物が溜まっている可能性があり、顔のたるみややむくみが生じやすくなっています」(間々田さん・以下同)

顎を触る女性の顔
Ph/Getty Images
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◆マスクによる口の半開きもたるむ原因に

また、マスクを着けることで口が半開きになってしまう人が増えていますが、これも顔がたるむ原因だと言います。

「二重あごや首の横じわには舌筋(ぜっきん)の衰えが影響しています。普段、舌は上あごにベッタリついているのが正常ですが、舌筋が衰えていると舌は下あごのほうに落ちた状態、もしくは、のど側に滑り込んだ状態になっています。そうなると、舌のたるみや重みであご周りにダブつきが生じ、二重あごや首のたるみにつなががります。

また、舌が落ちているとのどの気道が開きっぱなしになり、ウイルスが侵入しやすくなる他、いびきもかきやすくなります。口が半開きになっている人は舌の位置を確認してみてください」

耳の後ろのリンパ節をストレッチして詰まりをなくし、舌筋を鍛えて顔周りのデトックスをするエクササイズがコアフェイストレーニングの「べぇーストレッチ」です。

コアフェイストレーニング「べぇーストレッチ」のやり方

べぇーストレッチ
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【1】椅子に座り、座面に座骨を立て、座骨で座面を押しながら背筋を伸ばす(このとき肩が上がらないように注意)。額とあごは床に対して平行にし、首の後ろを伸ばす。

べぇーストレッチ
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【2】両手は下ろす。

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【3】顔を右斜め45度に向ける。鼻から息を吸って、口から「ハァーッ」と強く吐きながら思い切り舌を伸ばす。3~5回繰り返す。反対側も同様に行う。

「ポイントは肩が内側にはいらないように胸をしっかり広げること。胸が開くほど指先と舌先の引き合う強度も上がり、耳の後ろのリンパ節と“小顔筋”と呼ばれる胸鎖乳突筋(右を向いたときに左の耳の下から伸びる筋肉。反対側も同様)へのストレッチ効果も上がります。さらに、手を後ろに引いて行うと効果もアップします」

◆舌筋を鍛えながら胸鎖乳突筋を伸ばす

舌先まで意識して思いっきり伸ばすと、末端まで血流が届きリンパの流れもスムーズになります。

「のど元から舌を思い切り伸ばせば、舌筋が効果的に鍛えられます。普段は行わない動きだからこそしっかり動かすことで筋肉にアプローチ。ただし、あごが前に出ていると耳の後ろのリンパ節に負荷がかかり、ストレッチのつもりが緊張させてしまうので注意。

あごは軽く引き、胸鎖乳突筋のつけ根の部分(耳の後ろあたり)を引き上げるようにすると、耳の後ろのリンパ節も胸鎖乳突筋も気持ちよく伸びて、血流や老廃物が流れやすくなります」

さらに、耳と座骨が一直線になるのが正しい姿勢ですから、胸鎖乳突筋と座骨を上下に引き合うイメージで座れば、自然と正しい姿勢に整います。

◆正しい姿勢をすることでシャープな顔の輪郭に

「正しい姿勢と耳の後ろのリンパ節の詰まりがなくなるだけで、シャープな輪郭の顔に。猫背など姿勢の悪い人は姿勢を正すことが第一。また、耳の後ろのリンパ節が硬くなっている人は首こりや肩こりになりやすく、ひどい人になると骨のように固くなっている人も。

その場合は、ストレッチのあとに優しくマッサージしてゆるめましょう。私はアルゼンチンタンゴをやっていますが、以前は、首や胸をピーンと張ることに集中しすぎ、耳の後ろのリンパ節がカチカチでした。体は細いのに顔だけがデカ顔に(笑い)。『べぇーストレッチ』で柔らかくなったおかげで、今では顔もスッキリ!」

デカ顔の原因は脂肪ではなく老廃物が溜まったむくみかも。老廃物をスッキリ排出して目指せシャープな小顔を目指しましょう。

教えてくれたのは:表情筋研究家・間々田佳子さん

表情筋研究家・間々田佳子さん
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コアフェイストレーニング考案者、ままだよしこメソッド株式会社代表。19歳のときにインドに渡り、顔のヨガを学ぶ。2010年フェイシャルヨガの高津文美子氏に師事し、インストラクター認定資格を取得。以後、顔ヨガブームの火付け役として美容業界を牽引。2020年より自身の新メソッド「コアフェイストレーニング」を考案し、顔の「軸」を見つけることで顔を引き締め、表情・印象をピンポイントで変えていく「顔のトレーニング」の普及を行う。講演・テレビ出演も多数。これまでに出版した著書は13冊累計56万部を突破。講座受講者は3万人を超える。主な著書は 『日めくり まいにち、顔ヨガ!』(小学館) など。『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『NHKニュースシブ5時』『行列のできる法律相談所』『シューイチ』『この差ってなんですか?』他、多数のメディアにも出演。https://ameblo.jp/yoshiko-mamada/

取材・文/佐々木めぐみ

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