料理・レシピ

”野菜の王様”ケールは飲むより食べるべし!美肌を育む「ケールのコールスロー」【市橋有里の美レシピ】

鮮やかな色が栄養の証!にんじんと紫キャベツの美容効果

――ケールだけでも栄養たっぷりなのに、にんじんと紫キャベツも入っていて、すごくお肌によさそうですね。

にんじん
写真12枚

有里:それはもう! 今回、にんじんを丸ごと1本使っていますが、にんじんのオレンジ色の元となっているβカロテンには、強い抗酸化作用があります。また、βカロテンは体内に入るとビタミンAに変換され、髪や肌の健康維持に効果を発揮してくれます。

――鮮やかなオレンジ色が栄養の証ということですね。

にんじん
写真12枚

有里:はい。それは紫キャベツにもいえることで、この紫色の正体は、ポリフェノールの一種「アントシアニン」。抗酸化作用が強く、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果的な成分です。

――カラフルな野菜は、食卓を華やかにしてくれるだけでなく、栄養も豊富ということですね。

有里:その通り。にんじんにはカリウムも豊富に含まれていますし、紫キャベツはビタミンCも豊富。デトックスや美肌にもってこいの組み合わせです。

紫キャベツ
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――食べ続けたら、キレイになれそう!

有里:体は食べるもので作られますからね。マヨネーズだけでなくヨーグルトを加えることで、脂質を抑えてさっぱりと食べられるので、続けやすいと思いますよ。ビニール袋に入れてモミモミしながら調味すると、味がなじみやすくなります。

市橋有里がレシピ考案した「ケールのコールスロー」
写真12枚

――これからの季節にもピッタリの味わいですね。そろそろ紫外線の影響も気になる時期だし、美肌やアンチエイジングに効果的な栄養が詰まったレシピはとても参考になります。有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございます!

有里:こちらこそ! 胃腸を休めたいときや食欲がないとき、時間がないときなどにジュースやスムージーを取り入れるのもいいですが、咀嚼をし、胃や腸でしっかり消化、吸収をすることは、私たちの体にとって大切なこと。食感を味わうことで、おいしさも増します。ぜひ、作ってみてくださいね!

作りすぎたときには、卵焼きに入れたり、チーズと一緒にトーストにのせたりしてリメイクを楽しむのも“アリ”だと思います!

市橋有里がレシピ考案した「ケールのコールスロー」
写真12枚

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青汁やスムージーの印象が強いケールですが、サラダや炒めものにすることで、おいしく楽しむことができます。スーパーフードとして知られ、通年で手に入りやすいケールを食卓に取り入れ、体のバランスアップに役立てましょう。

独特の味わいがアクセントになるコールスローは、ケール=食べにくいというイメージを覆し、そのおいしさに気づくきっかけになるかもしれません。

レシピ考案:アスリートフードマイスター・市橋有里さん

市橋有里
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いちはし・あり。1977年11月22日、徳島県生まれ。アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。2000年、シドニーオリンピック日本代表。「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。https://ameblo.jp/ariblo-ichihashi/

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