宿泊棟からレストランに向かう際に通る竹林は、奈良県が管理する「瑜伽山園地」
「ふふ 奈良」の趣ある外観
オールスイート仕様なので、ゆったりとおこもり旅をするのにぴったり
館内では、この地に育まれた大きなクスノキ製のコンシェルジェデスクが出迎えます
天井からの奈良晒(ならさらし)が美しいロビー。ウェルカムドリンクを頂いてひと息
一段低くなった掘り込み式のリビングは、ブラックの畳にソファセットと文机があるお洒落なつくり
角度を変えて、窓際からベッドルームを臨むとこんな感じです
枕元には奈良晒のランプシェードの柔らかな光が心地いい
ふふオリジナルの職人による鉄のアートは、各部屋に
茶菓子の最中と、奈良県月ヶ瀬村の水出し煎茶。煎茶はボトルで冷蔵庫にあるのがうれしい
温泉に加え、アメニティには奈良の特産である和漢を使った入浴剤も用意。温泉とダブルで堪能できます
吉野のゴロゴロ水に、原木は一本の木という北山村のみかん「じゃばら」のジュースも!ご当地感が満載です
庭園遺構が整備され、茶室も再現。瑜伽山園地は昨年6月より一般公開(無料)をスタート
日本料理「滴翠」を庭から
梅海月とホワイトセロリ、ゴーヤの和え物は夏らしい逸品。右下は和漢カステラ
日本酒の酒蔵も多い奈良。人気酒蔵の期間限定のラインナップで乾杯!
ハスの葉に盛り付けられたお刺身。奥のヒラメには奈良漬けのスライスが乗っているのですが、これが意外なコラボで、おいしい
上品な塩味にまろやかな風合いは、確かにチーズのよう。そのままでも、鍋に溶かして鱧やお野菜と頂いても美味
鮎を載せて炊いた逸品はそのままでも、出汁でお茶漬けにしても美味
独特の香りの薬湯。湯上り処では、「Sisley」のアメニティ、フリードリンク、ヨガマットの用意も
小鹿は6月から公園デビューとのことで、今なら可愛い姿に出会えます
前日と同じ「滴翠」で今回は2階の半個室へ。上からながめる瑜伽山園地も全体のつくりがみえて趣があります
見たことのない不思議なつくり
屋外のカフェスペースもあり、散策の休憩にもいい
和風・洋風・イスラームなどの特徴を併せ持つ建物は外観だけでも楽しめます(内部は期間限定公開)。
旅行ジャーナリスト・村田和子さん