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怒りを抑えるためには?「6秒待つ」「白黒つけない」など6つのルール

怒りの炎を広げないルール【3】白黒つけない

例えば、「自分から挨拶してくる人はいい人。そうでない人はダメ人間」などと、白黒をつけようとする思考をしている人は注意が必要です。

「物事を白か黒で考える“白黒思考”の人は、物事が正しいか間違っているか、好きか嫌いか、など両極端に分けて見てしまいがち。その中間としてグレーがあること、曖昧さを許容しません。また、世の中には味方でもなければ敵でもない人、つまり自分に関心のない人の方が圧倒的に多いのですが、そういう“グレーゾーン”の人たちも全部ひっくるめて、味方か敵かを認定します。

女性同士が会話している
何事も白黒つけず、いろんな人がいることを理解すれば自分の気持ちもラクになる(Ph/photoAC)
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何事にも白黒をつけようとすると、寛容さを失うことになり、怒りの火種を生む大きな原因となります。『自分は挨拶した方が気持ちいいが、人見知りで挨拶が苦手な人もいる』などと、自分と違う人を敵ではなく、そういう人もいるんだと理解し、人に寛容になることを意識しましょう。そうすることで怒りを感じる回数が減り、自分自身がラクになります」

怒りの炎を広げないルール【5】プライドのために闘わない

例えば、自分は料理がプロ並みだという自負があるのに、「お料理教室に行かない?」と誘われて、カチンと来た。「失礼ね! 私は教えられるほどの腕前なのよ! もしかしてマウンティング?」と怒りたくなった――。

「このように、自分自身のプライドのために怒りのエネルギーを費やしたくなる気持ちは分かります。ただ、プライドは、そこまで守る必要があるものでしょうか? 相手から暴力を振るわれていれば物理的に守らなければなりませんが、自分のプライドを攻撃されることは物理的な攻撃ではありませんし、実害はないのではないでしょうか。

相手が自分をマウンティング攻撃していると思わなければ、それはマウンティング攻撃になりませんし、自分の名誉、プライドを守ろうとして怒ることもないのです」

女性が話しかけている写真
相手の言葉をどう取るかで自分が思う気持ちも変わってくる(Ph/PhotoAC)
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「モノは考えよう」。物事の受け取り方は右にも左にも、表にも裏にもどうとでも取れます。もしかしたら相手は、仲良くなりたくて誘ってきただけなのかもしれない。そう思えば、そこまで憤りは覚えないのでは。

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