小銭は額面以上の価値になることも
お札だけでなくレシートや小銭の整理もこまめに行う習慣をつければ、財布がスッキリして使いやすくなりますよ。
帰宅したら財布を整理して支出を把握
必要のないレシートはその日のうちに財布から出しましょう。私は帰宅したらすぐに、財布の中の不用品を取り出し、自分の決めている標準金額にしています。日々確認することで、不要な物を整理できるだけでなく、その日の支出も把握できるからです。
財布の中に不要な物があると、中身を取り出しづらくなるうえに財布が厚くなって型崩れの原因にもなります。たかがレシートとあなどらず、こまめに財布の整理整頓をするように心がけることが大切です。
小銭は少量を持ち歩き、お釣りをチェック
私は3枚しか硬貨を持ち歩いていません。500円玉1枚と100円玉2枚を財布に入れて、買い物で釣り銭を受け取ったときは、帰宅後にコイントレーに移しています。財布に入れる小銭を減らすことで財布を軽くするとともに、型崩れを防げるからです。
支払いでポイント還元を受けるならば、基本はキャッシュレスでOK。現金はコインロッカーに使ったり、友人とお茶をして割り勘にするときなどに使っています。
また、小銭を受け取ると、額面より高い価値を持つプレミアム硬貨が手に入ることがあります。よく聞く「ギザ10」や、1500円ほどの値がつく昭和62年鋳造の500円硬貨、1400円ほどの価値がある平成21~25年製の50円硬貨などです。出合える確率は低いですが普段から意識していれば見つかるかもしれませんよ。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。
構成/イワイユウ