
ぽっこりお腹をガードルなど補正下着でごまかせても、実物はぶよんとしたお腹にがっかりという人は、「割れた腹筋」なんて夢のまた夢と思っていませんか? SNS総フォロワー数125万超えの骨格矯正ピラティストレーナーmieyさんの著書『脚を動かすだけで下半身から即やせ! 股関節ムーブ』(学研プラス)なら、ぽっこりお腹を解消できるだけじゃなく、腹筋の縦ラインも叶うかもしれません。
ぽっこり下腹の原因は股関節の“サビつき”が原因かも
股関節ムーブは、脚をゆらゆら6方向(本来動くはずの屈曲、伸展、外旋、内旋、外転、内転)に動かすことで、股関節を全方位から効率的に刺激するmieyさん考案のメソッド。股関節の周りには、ボディラインの引き締めに重要な筋肉がたくさんあり、これらをストレッチでほぐしながら、同時に筋トレもできるそうです。
ぽっこりとした下腹や下半身太りにも股関節が関係しているといいます。
「ぽっこり下腹や下半身太りは、股関節が硬く、本来動くはずの屈曲、伸展、外旋、内旋、外転、内転の6方向に動かせていない股関節の“サビつき”が原因です。まずは動いてサビつき度をチェックしましょう」(mieyさん・以下同)
【股関節のサビつきチェック】
テスト1:かかとを床につけたまましゃがめる?

「手を背中で組んで立ち、続いて腰を落としてしゃがみましょう。股関節が硬いと、かかとが床から浮いたり、うまくしゃがめずに倒れてしまいます」
テスト2:グラつかずに片脚立ちできる?

「両手を広げて片脚立ちに。グラつかずに10秒キープを目指しましょう。左右差があるかどうかもチェックして」
テスト3:ひざを曲げて脚を大きく回せる?
「片脚立ちになり、ひざで大きく円を描くように、ぐるりと1周。内回り、外回りをしたら、反対の脚も同様に」
ぽっこりをぺっこりに変えたいなら「体幹デッドバグ」
股関節のサビつき具合がわかったところで、次はぽっこり下腹をぺっこりに変え、さらには夢の腹筋縦ラインも手にはいるかもしれないトレーニング「体幹デッドバグ」を実践しましょう。
「体幹デッドバグ」のやり方
「仰向けになり、息を吐き骨盤を後傾させて腰と床のすき間をつぶします。両腕と両脚を上げて息を吸ったらスタート」

【1】右腕と左脚を床と平行になるように下ろす

「息を吐きながら、右腕と左脚を同時に伸ばして下ろします。床につかないギリギリで止めましょう。このとき、ひざは股関節の真上にくるように意識して」
【2】スタートポジションに戻る
「【1】をやる前のスタートのポジションに、息を吸いながら戻します」
【3】左腕と右脚を床と並行になるように下ろす

「今度はさっきと逆。息を吐きながら左腕と右脚を伸ばし、床ギリギリまで下ろします。左右交互に8回続けましょう」
POINT:腰を反らないよう注意。脚だけ動かしてもOK

「下腹の力が抜けると、腰が反って腰痛の原因に。床と腰のすき間はつぶすよう意識して。難しければ最初は手を頭の後ろで組み、脚だけ動かしてもOK」
◆教えてくれたのは:骨格矯正ピラティストレーナー・mieyさん

バニトレプロデューサー。韓国生まれ。2016年に第一子を出産。産後太りを解消しようとダイエットに励み、11kgの減量に成功。ピラティストレーナーの資格を取得後、ボディメイクの知識を深めるために解剖学を学び、筋肉や骨格の仕組みに沿ったメソッドを確立。初の著書『“がんばり筋”をほぐせばおなかも脚も細くなる!』(学研プラス)は6万部を超える大ヒットを記録。Instagram @miey_bodymake