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雑談コミュニケーション専門家が教える「すごい雑談力」とは?話を広げるための質問のテクニックを指南

女性ふたりがカフェでお茶をしている
慣れていない相手とでも雑談が進む会話術を雑談のプロに学ぶ(Ph/photoAC)
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初対面の相手やまだ関係の浅い相手と雑談をする際、好感を与えながらスムーズに雑談を進めるにはどうしたらよいのでしょうか。聞き方や話し方に関する著書が多い雑談コミュニケーション専門家・松橋良紀さんの著書『すごい雑談力』(秀和システム)には、雑談に関するノウハウが満載。その中から、アドバイスをいただきました。

相手の名前を呼ぶことで好感度と親近感がUP

まず雑談を始める前に覚えておきたいのが、好感や親しみやすさを持ってもらうための、こんな心構えです。

例えば、「今日は天気がいいですね」といった何気ない会話一つとっても、「○○さん、今日は天気がいいですね」と、相手の名前を差し込むこと。

天気のいい日を表現した写真
「天気がいいですね」ではなく相手の名前を呼んでから話始めると◎(Ph/イメージマート)
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「かつてパーティーで名刺交換をした著名人が、100人近くと名刺交換をしていたにもかかわらず、会場を出る際、初対面だった私の名前を呼んでくれたことがあります。非常にうれしく、感激し、ますますその方のファンになりました。

相手の名前を覚えて、口に出す。たったこれだけで親しみと好感を持ってもらいやすいのだと、実感しましたね。実際に成功者ほど、相手の名前を覚え、よく呼ぶように心がけているようです」(松橋さん・以下同)

何かを伝えたいとき、ポイントは3つまでに

次に、雑談のきっかけとなる自己紹介では、どう話すとよいでしょうか。

「あれもこれも話すのではなく、ポイントを3つまでに絞ると、より相手の心に残りやすくなります」と松橋さん。

人は一度に言われた話の中で、3つまでのことしか印象に残らないことが多いからです。

例えば、「初めまして。○○(名前)と申します。子供は○才の子が1人いますが手が離れているので、趣味の活動にも存分に打ち込めます」といった内容なら、名前、家族構成、趣味に使える時間の3テーマしかなく、聞く人の頭にもすんなり入ってくるでしょう。

女性が椅子に座っている画像
伝えたいことは3つまでにしぼる(Ph/イメージマート)
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