不正利用されても補償されないことも
不正利用されたクレジットカード利用料金ですが、契約者側に落ち度があると判断された場合は補償の対象外になることがあります。主な例をみてみましょう。
・クレジットカードの裏面に自筆で署名をしていない
・暗証番号を誕生日など他人から推測されやすいものにする
・不正利用された場合、カード会社に届け出をしていない
・クレジットカードを他人に貸す
これらは自分で気をつけることができる範囲だと思いますので、最低限のことととらえて実施しておきましょう。
利用明細を毎月確認することが大事!
不正利用に関しては、契約者に落ち度がないと判断されれば請求されることはありません。ただし、気をつけて見ていないと不正利用に気づかない可能性もあります。
最近はWEB明細書など、紙で届かない契約も増えています。カード会社のサイトにアクセスするのが面倒で、チェックしていないかたもいるのではないでしょうか? 支出の把握だけでなく、不正利用に気づくためにも、利用明細書は毎月確認しましょう。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。
構成/間野由利子