3:姿勢が整い、ヒップアップ&脚痩せが叶う「カエル体操」
「最後は、座りっぱなしで詰まった鼠径部を伸ばし、背骨の柔軟性をアップする動きです。姿勢を整えるほか、ヒップアップや脚の引き締めにも効果があります」
【1】仰向けでひざを左右に開き、お尻から背骨にかけて持ち上げる
「息を吐きながら、背骨ひとつひとつを持ち上げるイメージで、脚から胸まで上げましょう。両腕は体の脇に沿って置いてくださいね」
【2】息を吐きながら、さらにお尻を10回上にアップ
「【1】の状態をキープしながら、『フッ、フッ、フッ』と小刻みに吐く息に合わせてお尻を上げ、鼠径部を伸ばしましょう。ひざを閉じたり、腰が反ったりしないように注意して」
股関節をほぐす効果がアップする「4の字リセット」
基本の股関節ほぐしを行ったあとは、「4の字リセット」でストレッチすることでさらなる効果が期待できるそうです。行うタイミングは1ポーズが終わるたびでも、3ポーズすべて終えたあとでもOK。股関節ほぐしで使った筋肉の緊張をリセットしましょう。
「お尻や腰回りの筋肉、股関節のインナーマッスルをおだやかに伸ばす動きです。筋肉はゴムと同じで、縮みっぱなしでも伸びっぱなしでも劣化し、硬くなってしまいます。基本の3ポーズで股関節をほぐしたあとは、このポーズでケアしましょう」
【1】仰向けで左ひざを立てて、右の足首をかける
【2】両手で左脚のひざを抱えて、胸に引き寄せたら、左のお尻が伸びるのを感じながら3呼吸キープ。反対側も同様に行う
「上半身に力が入り、肩に力が入っていると、お尻を十分に伸ばすことはできません。上半身は力まず、腰が丸まらない状態がベストです」
◆教えてくれたのは:骨盤矯正パーソナルトレーナー・Naokoさん
(株)ナオコボディワークス代表。出産を機にヨガ、ピラティス、整体、エステ手技などを学び、独自のメソッドを開発し、14kgの減量に成功。現在は3人の子供の育児をしながら、1万2000人以上の女性にボディメイクやメンタルケアを行うほか、後継者の育成指導や企業とのタイアップ商品の開発を手がけるなど広く活動中。6冊目『寝たままペタ腹!股関節ほぐし』(主婦の友社)は重版もかかり、著書累計40万部突破。
https://s-d-m.jp/talents/nakamura-naoko/