失敗しにくい絶品かぼちゃレシピ
かぼちゃはさまざまな調理に適している野菜です。調理をするときの工夫ポイントと、失敗しにくいかぼちゃの煮物のレシピをお伝えします。
レンジ&オーブン加熱もおすすめ
水分量が少なく、でんぷん質が多いかぼちゃは、電子レンジでの加熱に向いている食材です。とくに、かぼちゃは炒めると焦げやすいので、あらかじめ電子レンジで火を通しておくことで、炒めたり焼いたりするときに短時間でさっと仕上げられます。
また、オーブン調理もおすすめです。さつまいももそうですが、じっくりと時間をかけて焼くと甘くなります。少し厚めにスライスし、160〜170℃のオーブンで15~20分ほど焼き上げれば、しっとりホクホクした焼きいものような食感になり、とても甘く仕上がります。電子レンジではここまでの味と食感にはならないので、ぜひオーブン焼きも試してみてください。
水っぽくならない!かぼちゃの煮物のレシピ
最後に、失敗しにくいかぼちゃの煮物のレシピをご紹介します。かぼちゃの煮物をつくるときに水っぽくなりがちというかたは、ぜひ試してみてください。
水分はだしや水は使わず、かぼちゃから出る少量の水分と酒で作るレシピです。素材のうまみが詰まった、甘くてほくほくとした煮物が手軽に作れます。
《材料》3人分
かぼちゃ…1/2個 砂糖…大さじ1.5 しょうゆ…大さじ1.5 酒…50mg
《作り方》
【1】かぼちゃの種とワタを取り除き、一口大の角切りにする。
【2】鍋(フッ素加工のものが好ましい)を弱火で熱し、かぼちゃ、砂糖、酒を入れてふたをする。焦がさないようにかぼちゃを返しながら煮る。
【3】じわっと水分が出てきてかぼちゃがやわらかくなってきたら、しょうゆを加えて、味がしみこむまで煮詰めてでき上がり。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ