健康・医療

「痩せたいなら午後3時におやつを!」ダイエット外来医師が語るその理由

【2】飲み物はブラックコーヒーを

工藤さんは、おやつを食べる際は、コーヒー、それもブラックコーヒーを飲むことを推奨しています。

「コーヒーには『クロロゲン酸』というポリフェノールが含まれ、脂肪の蓄積を抑える作用があります。つまり、スイーツとコーヒーはやせ効果抜群の組み合わせといえます。なお、ミルクや砂糖を入れると、クロロゲン酸の吸収率が低下してしまうので、できればブラックが理想です」

糖分や脂肪分が多いおやつにはブラックコーヒーがよく合いますが、それは理にかなっていたのです。

ブラックコーヒー
おやつのときの飲み物はブラックコーヒーが◎(Ph/photoAC)
写真6枚

もしコーヒーが苦手なら、緑茶でもOK。

「緑茶に含まれるカテキンの中の『ガレート型カテキン』には、体脂肪を減らす効果に加え、『血糖値スパイク』と言われる血糖値の乱高下を防ぐ効果があります。私は緑茶とコーヒーを1:1の割合でブレンドする『緑茶コーヒー』をいつもおすすめしているのですが、これも1日3杯飲むだけで抜群のダイエット効果が期待できます」

おやつは午後3時に。そして洋菓子にはブラックコーヒー、和菓子には緑茶、あるいは緑茶コーヒーを選ぶ。このポイントを実践することが、痩せへの第一歩に。

◆教えてくれたのは:内科医:工藤孝文さん

内科医:工藤孝文さん
内科医:工藤孝文さん
写真6枚

ダイエット外来で99%の成功率を誇る内科医・糖尿病内科医・漢方医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、地域医療に力を注ぐ。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。NHK『あさイチ』、日本テレビ『世界一受けたい授業』、フジテレビ『ホンマでっか!?TV』をはじめ、さまざまなメディアに出演している。http://www.kudonaika.com/

●50kg痩せたダイエット料理研究家の低糖質・低カロリースイーツレシピ!簡単で日持ちするからズボラな人に最適

●ダイエット中なら「3時のおやつ」を!カギを握るビーマルワンとは?管理栄養士が解説

関連キーワード