博多華丸、大吉の朝ドラ受けの直前姿
そうそう、『あさイチ』といえば出だしの朝ドラ受けが有名だけど、本当に本番直前まで、それこそスタジオのスタッフ全員で朝ドラを見ているのよね。「10分前!」「5分前!」とフロアディレクター氏が刻々と時間を告げる中、「ほうほう」とか「あはは」とテレビ画面に釘付けになっている博多華丸、大吉さんと友近さん。私も一緒になって朝ドラに釘付けの顔をしてみたけど、正直、心臓バクバクでそれどころじゃないって。
いよいよ、番組スタート! 局アナの石井隆広さんから「数々のダイエットを経験していらしたライター歴44年のオバ記者こと野原広子さん」と紹介された私が何を話したかというと、「ダイエットとはひとり暮らしの私のお友達。ダイエットをしている間、全く寂しくないのは、これを食べろ、これはやめとおけという正しい自分と、どうでもいいんじゃね?というクーダラの自分がいつでも賑やかな会話をしている状態」ということ。
20年前に流行った『ビリーズブートキャンプ』を紹介のシーンでは、「私も入隊したけれど、ビデオの中でビリーさんがひとりの女性ばかりに指導するのが気になって、早々に脱走した」とか、「3年前にビリーさんから個人レッスンを受けたときはすごく優しくてチャーミングで思わず触らせていただいちゃった! ウフッ!」とか。
そんな話も司会の博多華丸、大吉さんやゲストの友近さん。鈴木奈穂子アナと進行役の石井隆弘アナがふんわりと引き出してくださるから話せたんでね。皆さんの話芸とお人柄といったら、身近に接してファンにならない人っているかしら。
というわけでまだ夢の中にいるようよ。朝、目が覚めるたびに、『あさイチ』であの日、あたたかな目でフォローして下った皆さまの顔を見るたびに、私の出演は幻だったのかしらと、しばし天井を見上げてしまうのでした。
◆ライター・オバ記者(野原広子)
1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。