健康・医療

ダイエット成功のカギ「セロトニン」を増やすためには?「スイーツを食べる」「噛む」「泣く」など7つの方法

スイーツ以外でもセロトニンは増やせる

セロトニンは、スイーツを食べること以外でも体内で増やすことが可能です。工藤さんがおすすめするその方法は、次の6つ。いずれも毎日の生活に取り入れやすい実践法です。

【1】日光を浴びる

まず朝起きたら、太陽の光を浴びること。

「朝起きてカーテンを開け、できればベランダに出て日光を浴びましょう。日光を浴びることでセロトニンが活性化されます。そして心拍や呼吸、体温、発汗などをコントロールする自律神経が整い、活動系の交感神経が優位になります。セロトニンがしっかり分泌されると心も体もリズムが整い、1日を元気よく過ごせます。

そして起床から15~16時間経つと、それが睡眠ホルモン『メラトニン』に変化。覚醒を睡眠に切り替えて、質の高い睡眠へと誘います。なおメラトニンは抗酸化作用もあり、美肌効果なども期待できます」

【2】リズム運動をする

次は、運動。

「ウォーキングやエアロビクス、自転車こぎなどリズミカルに体を動かすリズム運動には、セロトニンを増やす効果があります。こうした運動をしたあと、モヤモヤしていた気持ちが晴れ、ボーッとした頭もスッキリしたという経験、ないでしょうか? これこそ、セロトニン効果なのです」

ウォーキングしている女性
運動することでセロトニンが増えるだけでなく気分もスッキリ!(Ph/photoAC)
写真6枚

【3】食事中はよく噛む

朝昼晩の食事でも、よく噛むことで、セロトニンを増やすことが可能です。噛むことは、リズム運動の一つ。

「おすすめは、一口で30回前後リズムよく噛むこと。噛む刺激が脳に伝わり、脳の認知機能を活性化することが証明されています。空腹時にガムを噛むのもいいでしょう」

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