
天皇皇后両陛下が10月22日から2日間の日程で沖縄県をご訪問。両陛下が沖縄県を訪問されるのは2回目で、即位後では初めてとなりました。前回は25年前、1997年でした。今回のご訪問は、国民文化祭の開会式に出席するためです。両陛下の沖縄での1日目のご様子とその装いについて紹介します。
シックなネイビーのスーツで沖縄戦の遺族らにお声がけ
羽田空港から特別機に乗り那覇空港に到着された両陛下は、玉城デニー沖縄県知事らの出迎えを受けられました。


その後、おふたりは真っ先に糸満市の平和祈念公園をご訪問。国立沖縄戦没者墓苑で花を手向けられ、沖縄戦の遺族ひとりひとりに声をかけられました。また、平和の礎では沖縄県の担当者から説明を受け熱心に耳を傾けられました。






おふたりがそろって沖縄を訪問された25年前、沖縄の人々から歓迎を受け、雅子さまは華やかな黄色のファッションで交流されていました。そのときも、まず訪れられたのが、今回と同じ平和祈念公園。お召し物は同じネイビー色のセットアップでした。
今回雅子さまは、沖縄戦の遺族らへの哀悼の意を表するため、略喪服にあたるネイビーのスーツに黒の小物、真珠のアクセサリーを着用されたものと思われます。
沖縄の正装、かりゆしに着替えられご歓談
22日夜は、今年5月に行われた沖縄の本土復帰50年の記念式典の関係者とご歓談。




滞在先の宜野湾市のホテルでは、5月に両陛下がオンラインで出席された沖縄の本土復帰50年の記念式典に出席した5人の関係者と懇談されました。
おふたりは、沖縄の正装のかりゆしのシャツに着替えられ、翌日宜野湾市で行われる「国民文化祭」の開会式で合唱を披露する高校生らともご歓談。天皇陛下が「楽しみにしています。有意義な学校生活を送ってください」と話しかけられました。また、雅子さまはコロナ禍の影響で食事に困っている子供たちを支援している女子大学生に「活動は広がっていますか。よい活動ですね」と言葉をかけられました。
略喪服から一転してリラックスされた雰囲気のかりゆしシャツ姿を披露された両陛下。かりゆしとあって、シャツアウトされている貴重なショットとなりました。雅子さまもかりゆしに合わせ、シャツの柄の色を拾ったイヤリングをチョイス。いつものご公務とは違ったリゾートファッションもまた素敵でした。
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