おすすめレシピ&使い切り術
最後に、根も葉も一緒においしくいただける「大根のきんぴら」のレシピをご紹介します。また、大根を使い切れないときにおすすめの塩漬けの方法も合わせて解説します。塩漬けは塩分を気にするかたへ向けて減塩のパターンもあるので、ぜひ試してみてください。
さっぱりとおいしい「大根のきんぴら」のレシピ
きんぴらというと、ごぼうやれんこんのイメージがあるかもしれませんが、大根もおいしいです。葉まで余すことなく使えて、緑色がアクセントになったおいしい一皿が作れます。
《材料》(3人分)
大根…400g ごま油…大さじ1 酒…大さじ2 砂糖…大さじ1.5 しょうゆ…大さじ1 白ごま…適量
《作り方》
【1】大根の皮を剥き、7mm角、長さ5cmほどの拍子切りにする。葉は細かく刻む。
【2】フライパンにごま油を引いたら、カットした大根の根の部分を半透明になるまで炒める。
【3】砂糖と酒を加えてよく炒め合わせ、味がなじんだらしょうゆを加えて、汁気がなくなるまで炒める。
【4】最後に葉を加えて皿に盛り付け、白ごまを振ったらできあがり。
大根の使い切りワザ「塩もみ」、減塩パターンも紹介
大根を丸ごと買って使い切れないときは、塩もみすると2~3日くらい漬けておくだけでさまざまな料理に使うことができるのでおすすめです。塩もみにするときの塩分濃度の目安をお教えします。
適塩の場合は、大根100gに対して1.5gの塩をふりかけます。20分置いて60gに絞ったとき、大根の吸塩量は0.5gとなります。
減塩したい場合は、大根100gに対して0.5gの塩をふりかけて、同様に20分後に60gに絞ると大根の吸塩量は0.05gとなり、食したときに摂取する塩分は、適塩の場合の10分の1量になります。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ