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冬場に増加するお風呂での「ヒートショック」予防のために普段からとりたい食べ物は?

高血圧や動脈硬化対策には漢方もおすすめ

高血圧や動脈硬化対策には漢方薬も役立ちます。漢方薬は自然の生薬からできていて、一般的に副作用が少ないとされているため、初めての人でも安心して利用できます。

漢方薬のなかには、「高血圧症」「動脈硬化症」などの症状に効果が認められており、内科で処方されているものもあります。また、漢方薬は症状の改善だけではなく、根本から体質改善をするので、高血圧や動脈硬化になりにくい体を目指すこともできます。

粉薬と水
漢方薬でもヒートショックの予防ができる
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高血圧、動脈硬化の対策ができる漢方薬を選ぶ

高血圧や動脈硬化は、加齢だけでなく、「血管の柔軟性の低下」「血行不良」「ストレスや不眠による自律神経の乱れ」などが原因と考えられます。

高血圧や動脈硬化の対策には、「血圧降下作用」で血圧を下げる働きのほかに、「加齢によるホルモンバランスの乱れを整える」「血流をよくして全身に酸素や栄養を行き渡らせる」「ストレスで乱れた自律神経を整える」「睡眠の質を上げてストレスを改善する」などの働きを持つ生薬を含む漢方薬を、体質や症状に合わせて選びます。

高血圧や動脈硬化が心配な人におすすめの漢方薬2つ

・八味地黄丸(はちみじおうがん)

老化によって衰えた体を温める働きを高め、動脈硬化傾向のある人におすすめの漢方薬です。疲労感がある、口が渇くなどの症状がある人に用います。

・釣藤散(ちょうとうさん)

ストレスによる緊張を鎮め、高血圧傾向のある人におすすめの漢方薬です。頭痛やめまいがある人に用います。

→釣藤散について詳しく知る

漢方薬を始めるときの注意点

漢方薬は食事の工夫などでは不調が改善しなかった人でも、効果を感じる場合が多くあります。

ただし、漢方薬はその人の体質に合っていないと、よい効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるために、服用の際は漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するのが安心です。

◆教えてくれたのは:管理栄養士・小原水月さん

小原水月さんの写真
管理栄養士の小原水月さん
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おはら・みづき。管理栄養士。ダイエット合宿所、特定保健検診の業務に携わりのべ600人以上の食事と生活習慣をサポート。自身が漢方薬を使用して体調回復した経験から、栄養学と漢方を合わせたサポートを得意とする。あんしん漢方(https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/)などで執筆中。

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