ペット・動物

散歩は犬の喜び、行かない日が続くと心や身体に悪影響…飼い主が注意すべきことを獣医師が説明

雨などで行けない日はどうしたらいい?

そうはいっても、散歩を休まざるをえない日もあるでしょう。例えば、雨が強く降っているとき。雨のなか、散歩に出かけると、戻ってから濡れた背中や脚、泥ハネを受けたお腹などを拭いてあげるといったケアが必要になります。そもそも濡れるのを嫌う犬もいますし、寒さに弱い犬種もいるので、体調を崩す場合もあります。

実際に、自宅でも排泄できる犬に関しては、雨が降ったら散歩は取りやめる飼い主さんも多いようです。では、散歩に行かなかった日に、飼い主さんは愛犬をどうフォローしてあげるといいのでしょうか。

「散歩に行かない理由が雨なら、キャリーに入れて運んだりドライブしたりして、散歩とは違うけれど濡れない形で外出して気分転換だけでもさせる手はあります。

自宅でできるフォローの方法としては、やっぱり犬のストレス解消が中心になります。スキンシップをしたり、おもちゃを使って一緒に遊んだりするのがいいですね。ボール遊びや引っ張りっこ遊びをすると、運動不足もある程度はカバーできます」

散歩ができないのは犬にとってガッカリすることなので、なるべく散歩は毎日欠かさずに。行けない日は別の手段でフォローして、愛犬の心身の健康をキープしたいものですね。

◆教えてくれたのは:獣医師・山本昌彦さん

山本
獣医師・山本昌彦さん
写真4枚

獣医師。アニコム先進医療研究所(本社・東京都新宿区)病院運営部長。東京農工大学獣医学科卒業(獣医内科学研究室)。動物病院、アクサ損害保険勤務を経て、現職へ従事。https://www.anicom-sompo.co.jp/

取材・文/赤坂麻実

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