野菜ソムリエプロおすすめのレシピ2選と「ちぎる」べき理由
生食だけでなく、加熱してもおいしいレタス。盛り付けたチャーハンの上に、レタスをふわっとのせて混ぜながら食べる「レタスチャーハン」がお好きな人も多いのではないでしょうか? はじめはレタスのシャキシャキ感が残っていますが、チャーハンの余熱でだんだんとしなっとした食感に変わっていくのがおいしいですよね。
ほかにもレタスのアレンジレシピはたくさんあります。チーズとオリーブオイルと合わせて生のレタスがさらにおいしくなる「おかわりレタス」、お肉と一緒に加熱していただく「レタスと豚肉の蒸し焼き」の2つのレシピを紹介します。
「おかわりレタス」のレシピ
《材料》(2人分)
レタス…1玉 ピザ用チーズ…お好みの量 塩・こしょう…少々 オリーブオイル…大さじ1
《作り方》
【1】レタスを一口大にちぎり、ボウルに入れる。
【2】【1】に塩・こしょうとピザ用チーズを加えて、よく混ぜ合わせる。
【3】皿に盛り付け、オリーブオイルをふりかけて完成。レモンフレーバーなど香りの付いたオリーブオイルを使うのもおすすめ。
「レタスと豚肉の蒸し焼き」のレシピ
《材料》(2人分)
レタス…1玉 豚バラ肉…100g 酒…大さじ1 ポン酢…お好みの量
《作り方》
【1】豚肉に酒をふりかけておく。
【2】レタスをちぎり、フライパンに広げる。
【3】レタスの上に一口大に切った豚バラ肉をのせ、ふたをして火にかけ蒸し焼きにする。
【4】豚肉に火が通ったらでき上がり。皿に盛り、ポン酢をかける。
レタスの調理は「ちぎる」が鉄則の理由
レタスを包丁で切ると細胞が破壊されて、切り口を通してレタスに含まれるポリフェノールが空気中の酸素に触れ、変色しやすくなります。細胞の破壊を最小限に抑えるには、手でちぎるほうがいいのです。
手でちぎって断面がギザギザになっていたほうが、シャキシャキ感をより味わうことができますし、ドレッシングも絡みやすくなります。ちなみに、レタスを使う前に葉を数分冷水にひたしておくと、水分を吸ってよりシャキッとします。水にひたすのは使う分ずつ、栄養が水に流れ出さないように、水から取り出してからちぎりましょう。
◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/
構成/イワイユウ