
2023年5月6日、イギリスのウェストミンスター寺院でチャールズ国王とカミラ王妃の戴冠式が開催されました。ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃も戴冠式に出席しましたが、実は当日まで世界中から訪れた来賓者とのパーティーや、市民との交流などで多忙なスケジュールだった様子。今回は、キャサリン皇太子妃の戴冠式当日のファッションだけではなく、その前後のファッションを振り返ります。
過去に着用したコートでパブへお出かけ
戴冠式2日前の5月4日に、ロンドンのソーホーにあるパブ「ドッグアンドダック」を訪れ、集まった市民らと交流したウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃。

この日、キャサリン皇太子妃が着ていたのはノーカラーの赤いロングコート。この「エポニーヌ・ロンドン」のコートは、お気に入りの一着のようで2021年5月、ナショナルポートレートギャラリーへ訪問したときや、2022年6月にエリザベス女王の即位70周年を祝うイベント「プラチナ・ジュビリー」でも着ていました。

この日は、パールのイヤリング、カバンや「ジミー チュウ」のシューズなど、アイテムはホワイトで統一。歩いた時にさりげなく見えるコートの下もホワイトでした。

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メーガン妃もお気に入りのブランドを履いて市民と交流
戴冠式前日の5月5日、バッキンガム宮殿で英連邦各国の総督や首相らを招いて開かれた昼食会に出席したウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃。

この日着ていた「ジェニー パッカム」の白いワンピースは襟と腰に黒のライン入り。キャサリン皇太子妃は、よくベルトを取り入れたコーディネートを披露していますが、ベルトでウエストの位置を強調することでスタイルアップするシルエットに。ワンピースの腰にある黒いラインもベルトと同じ効果があり、さらにヒールと合わせることで脚が長く見えます。
同日にチャールズ国王、ウィリアム皇太子と共にバッキンガム宮殿前の通り「ザ・モール」に現れ、市民と交流したキャサリン皇太子妃。

黒いヒールは、メーガン妃もお気に入りのブランド「アクアズーラ」のシューズ。黒と白でまとめた、シックなコーディネートでした。
女王の母から受け継がれたイヤリングをつけてパーティーに出席
戴冠式の前夜、バッキンガム宮殿にて、戴冠式前夜のレセプションパーティーが行われ、キャサリン皇太子妃はロイヤルブルーの「セルフ・ポートレイト」のワンピースを着て登場しました。

ワンピースの肩と袖にビジューのようなボタンが輝いているだけではなく、ベルトのバックルにもラインストーンが光っています。また、耳元にはエリザベス女王の母、エリザベス王妃が所有していたサファイアとダイヤモンドのフリンジのイヤリングをつけていました。シンプルなワンピースに見えますが、装飾品が華やかさを演出しています。

娘と同じ髪型&ダイアナ元妃のイヤリングをつけて出席
戴冠式当日は、イギリスの国旗のカラー、赤と青のローブを羽織って登場。ローブの下に着ていた「アレキサンダー マックイーン」のホワイトのドレスにはバラ、アザミ、水仙、シャムロックのモチーフの刺繍が施されていました。

今回の戴冠式では、どのティアラをつけるか注目されていましたが、実際にはティアラはつけず、葉の形をしたシルバーのヘッドピースをつけていました。シャーロット王女もキャサリン皇太子妃と同じ髪型、似たデザインのヘッドピースをつけて出席し、話題になりました。

戴冠式で、サウス・シー産のパールのイヤリングをつけていたキャサリン皇太子妃。このイヤリングは、ダイアナ元妃が所有していたイヤリングです。キャサリン皇太子妃のお気に入りのイヤリングのようで、「ロイヤルアスコット」や「英国アカデミー賞」などさまざまなフォーマルなシチュエーションでつけています。

戴冠式の翌日はカジュアルなスタイルでサプライズ登場
戴冠式翌日の5月7日、ウィンザー城の外の通りにサプライズで現れたウィリアム皇太子とキャサリン皇太子。戴冠式での華やかな姿から一転、カジュアルな服装で市民と交流をしていました。

パンツスタイルで、水色のジャケットを着ていたキャサリン皇太子妃。ホワイトのインナーが、顔周りを明るく見せています。水色のジャケットがきっちり感だけではなく、さわやかな印象を与えるカラーで、バランスのとれたコーディネートでした。
真っ赤なスーツでコンサートに出席
同日の夜、戴冠式後の記念コンサートがウィンザー城で開催され、ジョージ王子とシャーロット王女と鑑賞していました。


さわやかな水色のジャケットから、真っ赤な「アレキサンダー・マックイーン」のパンツスーツに着替え、コンサート会場へ。このスーツは、2023年1月に行われたロンドンの「シェイピング・アス」のイベントでも着ていました。ジャケットのショルダーは、少し盛り上がっているシルエットで、パワフルな印象ですが、巻き髪のロングヘアーがフェミニンさを演出しています。
戴冠式のようなビッグイベントだけではなく、何を身につけているか常に注目されているキャサリン皇太子妃。戴冠式前後の数日間、着回しスタイルや、上品で華やかなコーディネート、親子のリンクコーデなど、キャサリン皇太子妃らしいファッションは世界中を魅了しました。