1992年12月|出会いから6年後、プロポーズの返事は「私がもし殿下のお力になれるのであれば…」
1992年12月12日、東宮御所を訪れられた雅子さまは、天皇陛下のプロポーズに、承諾の返事をされました。この日、陛下と交わした会話について、後の婚約会見で明かされています。
「私がもし殿下のお力になれるのであれば、謹んでお受けしたいと存じます。これまで殿下には、いろいろたいへん幸せに思えること、嬉しいと思えるようなことも言っていただきましたので、その殿下のお言葉を信じて、これからふたりでやっていけたらと思います。
お受けいたしますからには、殿下にお幸せになっていただけるように、そして私自身も、自分でいい人生だったと振り返られるような人生にできるように努力したいと思いますので至らないところも多いと思いますが、どうぞ宜しくお願いいたします」
1993年1月|ご婚約会見で明かされた天皇陛下のお言葉
1993年1月19日、皇室会議が開催され、正式に婚約が決まり、ご婚約会見ではプロポーズの言葉や、お互いの第一印象など、記者の質問に答えられたおふたり。会見では、雅子さまにかけられた天皇陛下のお言葉が明かされました。
特に「皇室に入られるということにはいろいろな不安や心配がおありでしょうけれども、雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」というお言葉が話題になりました。
また、陛下から「皇室に、ぜひとも来ていただきたいというふうにずっと思っているけれども、本当に雅子さんのことを幸せにして差し上げられるのだろうかということを悩みました」と明かされた際に、雅子さまは「私にできることでしたら、殿下のことを幸せにして差し上げたい」と思われたことも会見で明かされました。