1993年6月|結婚式当日はローブ・デコルテ、装束などをお召しに
1993年6月9日の朝、自宅を出発される前に、ご両親と妹に挨拶をされた雅子さま。
その後、結婚の誓いをされる儀式「結婚の儀」、天皇皇后両陛下に挨拶をされる儀式「朝見の儀」を終えたあと、皇居から東宮仮御所までの約4.2kmをオープンカーで移動する、ご成婚パレードが行われました。当時のテレビ中継では視聴率は30%を超え、沿道には約19万人の市民が駆けつけ、おふたりのご結婚を祝福しました。
この日、雅子さまは自宅を出発された際にはスカイブルーのツーピースを、「結婚の儀」では装束姿でした。そしてご成婚パレードでは森英恵さんがデザインを手がけたローブ・デコルテをお召しになり、話題になりました。
1993年6月15日に行われた、結婚を祝う「宮中饗宴の儀」でも森英恵さんがデザインしたオレンジ色のローブモンタントをお召しに。
以上、天皇皇后両陛下の馴れ初めを振り返ってみました。出会った後、途中で交流が途絶えるなど、結婚までの道のりは、万事順調というわけではありませんでした。しかし、雅子さまへの陛下の一途な思い、優しさ溢れるお言葉は、30年経った今でも感動を与えてくれます。