同じ揚げ物でも衣の種類で大違い!
ダイエット中は避けたいものの、食べたくなるのが揚げ物。でも、同じ揚げ物でも調理法によって脂質量に差が出るそうです。
「とくに天ぷらのふわっとした衣は油を吸収しやすく、ハイカロリー。中でもかき揚げは食材重量の40%も油を吸ってしまいます。一方、ロースカツ定食は、定番の付け合わせのキャベツに含まれる食物繊維がとんかつの脂質の吸収を抑えてくれます。
しっかり噛んで食べると、早食いを防ぐのと同時に、ベジファーストの効果も期待できます。キャベツには消化を助けるキャベジンや、抗酸化作用のあるビタミンCが含まれているのもポイントです」
レモン汁はかけて、ソースはかけすぎに注意
揚げ物メニューについてくるレモンやソースも上手に調整すればヘルシーに傾くそうです。
「酸化した揚げ物の油は体に負担なので、ビタミンCは必須。カツなど、揚げ物にカットレモンやレモン汁が添えてあったら、レモン汁をひと振りするだけでも抗酸化作用がアップします。カロリーを減らすなら、脂身が少なめのヒレカツがおすすめ。
そして、ソースは、大さじ1杯に塩分がたんまりはいっているので、かけすぎに注意が必要です。家で作るなら、生パン粉よりも乾燥パン粉のほうが油の吸収量が少なくなりカロリーカットできますよ」
◆教えてくれたのは:食事管理アプリ『あすけん』管理栄養士・道江美貴子さん
女子栄養大学栄養学部卒業後、大手フードサービス企業に入社。100社以上の企業で健康アドバイザーを務め、食事管理アプリ『あすけん』の企画・コンテンツ制作・開発管理などに携わる。現在、株式会社asken取締役としてあすけん事業統括責任者を務める。近著に『国内最大級の食事管理アプリ『あすけん』公式 結局、これを食べるが勝ち』(ワニブックス)がある。『あすけん』公式サイトhttps://www.asken.jp/