炒めても茹でてもおいしい青梗菜(ちんげんさい)は、栄養が豊富な野菜です。「青梗菜は健康にも美容にもうれしい効果が期待できます。生食もできる野菜なので、暑い日に火を使わずさっとサラダにするのもおすすめです」と話すのは、野菜ソムリエプロの福島玲子さん。詳しい栄養と、おすすめのレシピを教えてくれました。
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不足しがちな栄養を補うことができる青梗菜
秋から旬を迎える、緑黄色野菜の青梗菜には栄養がたっぷりです。健康や美容にどんな効果があるか知っておきましょう。
β-カロテンたっぷりで髪や肌を健康に
青梗菜にはβ-カロテンが豊富に含まれます。β-カロテンには抗酸化作用があり、肌の老化や動脈硬化、免疫機能低下の予防に役立ちます。
また、β-カロテンは体内に入るとビタミンAに変換され、髪や皮膚の健康を促進する働きが期待されています。脂溶性ビタミンのビタミンAは油と相性がよいため、炒めものなどにすると効率よく摂取できます。
女性にうれしい栄養が豊富!アンチエイジング効果も
骨を丈夫にするカルシウム、β-カロテン同様に抗酸化作用を持ち、風邪予防にも役立つビタミンCなども含まれています。青梗菜には体の健康を保つだけでなく、アンチエイジング効果の高い栄養が豊富です。
さらに女性にとってうれしい栄養も。貧血予防に欠かせない鉄、むくみの解消に役立つカリウムなど、不足しがちな栄養が青梗菜にはたっぷり入っているんです。