健康・医療

健康や体形キープのために避けたい食品 医師考案の“内臓脂肪が燃える” ドレッシングレシピも紹介

ダイエットや体形キープには、食事が重要(Ph/photoAC)
写真7枚

肥満が気になる人はもちろん、内臓脂肪は痩せている人でも実は蓄えていることがあるという。内臓脂肪のせいで不調や病気が起こってしまってからでは対策も大変だが、食事に少し気をつけるだけでも、内臓脂肪が増えるのを防いだり、減らしたりすることができる。『「内臓脂肪がなかなか減らない!という人でも 勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)の著者で医師の齋藤真理子さんに、できるだけ避けたいNG食品と内臓脂肪を燃やすのを助けてくれるレシピを教えてもらった。

加工食品はできるだけ避けたほうがいい?

市販のお菓子や飲み物、レトルト食品や冷凍食品、ドレッシングやたれ類、コンビニ弁当などは手軽で、購入する人も多いだろう。しかし、加工食品には健康や体形を維持するのを妨げるリスクがあるので、できるだけ避けたほうがいいと齋藤さんは話す。

ダイエットに成功した女性のビフォーアフター
左がダイエット前、右がダイエットに成功した齋藤さん(Ph/『「内臓脂肪がなかなか減らない!という人でも 勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)より)
写真7枚

加工食品のデメリット3つ

リスクを避けるために、加工食品に注意するべき理由は次の3つ。

・糖質が多く含まれる
・食品添加物が入っている
・トランス脂肪酸など健康に好ましくない油を過剰摂取してしまう

「加工食品には、血糖値を上昇させる糖質が多く含まれていることもあり、気をつけないと食後血糖値が急上昇してしまいインスリン抵抗性などが生じるリスクがあります」

インスリン抵抗性とは、インスリンの糖を運ぶ働きが悪くなること。必要な場所へ運ばれなかった血液中の糖は、脂肪に変換され体に蓄積されてしまう。

角砂糖で作ったハート
食後血糖値の急上昇に要注意(Ph/Photo AC)
写真7枚

食品添加物入り食品をとるリスク

食品添加物については、添加の上限量が定められているものの、いくつもの食品添加物入り食品をとった場合のリスクはわかっていないという。

「また、マーガリンやショートニングなどに多く含まれているトランス脂肪酸は心疾患のリスクを高めるとしてアメリカでは禁止されており、世界保健機構(WHO)も摂取を控えるべきとしています」

まったく食べないことは難しくても、少しでも減らす意識をもって、糖質量や添加物が少ないものを選ぶようにすることが大切だ。

マーガリン
アメリカでは心疾患のリスクを高めるとされているトランス脂肪酸(Ph/photoAC)
写真7枚
関連キーワード