料理・レシピ

《スタミナ食材を活用》家の調味料でカンタンに作れる!ムルフェほか医食同源でカラダにやさしい「韓国ごはん」レシピ6つ

「ムルフェ」
甘酸っぱいスープで刺身を食べる「ムルフェ」
写真13枚

キムチやにんにくなどのスタミナ食材、ご飯がすすむ甘辛味、冷房で冷えた体を芯から温めるスープ…医食同源の考えが根づく韓国には、夏の疲れた体や胃腸をいたわる料理がたくさんあります。そこで、韓国通で知られる料理家の重信初江さんに、現地の人が夏に欠かさず食べている料理を教えてもらいました。味は本格的なのに、すべて身近な食材でできるようにアレンジ。お店や旅行先で食べたあの味が、手軽に再現できます。

おいしく食べて栄養満点なのも酷暑の時期にうれしい

「旅の目的は食なので、土地ならではの味を求めて地方まで足を運びます。ホームステイで現地のキムチ作りも体験しました」(重信さん・以下同)

韓国の食を堪能する重信初江さん
韓国の食を堪能する重信初江さん
写真13枚
キムチを漬けている
ホームステイでキムチ作り!
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「サムギョプサル」のレシピ

甘みのある豚の脂で焼いたキムチが絶品!野菜もたっぷり摂れる。

「豚バラ肉は6~7mmくらいの厚めがおすすめ。脂がおいしいので、キムチはぜひ、一緒に焼いて」

「サムギョプサル」
「サムギョプサル」
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《作り方》(2〜3人分)

【1】みそ・長ねぎのみじん切り各大さじ2、コチュジャン大さじ1/2、ごま油・おろしにんにく各小さじ1を混ぜる。

【2】玉ねぎ1個は縦半分に切り、横方向に薄切りにする。しょうゆ大さじ2、レモン汁大さじ1、砂糖小さじ1/2と合わせて軽く混ぜる。

【3】フライパンを中火で熱し、豚バラ肉焼き肉用(厚め)300gを並べる。焼き色がつくまで2〜3分焼き、上下を返す。出てきた脂を大さじ2〜3残して除き、にんにく6~8粒(大きいものは半分に切る)、キムチ150gを加えて焼く。

【4】豚肉を食べやすく切って並べ、裏面も焼く。

豚バラ肉をキッチンバサミで切っている
豚バラ肉は、焼き色がついたらキッチンバサミで食べやすい大きさに切る
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【5】サンチュ、サニーレタス、えごまの葉など好みの葉野菜各適量で、【1】、【2】、【4】を巻いて食べる。

肉や野菜をエゴマの葉で包んでいる
サムジャン(みそだれ)などと野菜に包んで食べる
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「ムルフェ」のレシピ

甘酸っぱいスープと刺身の組み合わせがクセになる。

「韓国ではよく梨ジュースを使いますが、今回は手に入りやすいりんごジュースで代用。刺身は白身が合います」

「ムルフェ」
「ムルフェ」
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《作り方》(2人分)

【1】ひらめの刺身100g、いかの刺身30gは食べやすく切る。

【2】りんごジュース(100%果汁)3/4カップ、冷水1/2カップ、コチュジャン・酢各大さじ4、砂糖大さじ1、にんにくのすりおろし・ナンプラー各大さじ1/2は混ぜて、冷蔵庫で冷やしておく。

【3】そうめん2束(100g)は袋の表示通りゆで、冷水で締めて水気を切り、器に盛る。

【4】別の器に好みのサラダ用カット野菜1袋(120g)を盛り、【1】をのせ【2】を注ぎ氷適量を入れる。混ぜながら食べ、途中でそうめんを加える。

「牛肉のキンパ」のレシピ

肉&野菜&炭水化物で栄養バランス◎。ご飯少なめで何個でもイケる!

「具材はなんでもOK。すし飯も巻きすもいらないので、簡単、手軽。ご飯は少なめが巻きやすく、食べやすいですよ」

「牛肉のキンパ」
「牛肉のキンパ」
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《作り方》(2本分)

【1】にんじん100gは斜め2〜3mm幅に切ってから細切りにする。耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で1分30秒加熱して、ごま油小さじ1、塩ひとつまみを絡める。

【2】フライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、牛こま切れ肉150gを2〜3分炒める。焼肉のたれ大さじ1で調味し、粗熱をとる。

【3】ご飯(熱いもの)300g、ごま油小さじ2、塩小さじ1/2をボウルに入れて切るように混ぜ、粗熱がとれたら半量ずつに分ける。

【4】焼きのり2枚はツヤのない面を上にして横長に置き、【3】の半量を奥は1cm空けて隙間なく広げる。

【5】上にえごまの葉4枚、【2】、【1】、のりの長さに1cm角に切ったたくあん2本を順に等分に置き、巻く。

米を敷いたのりの上に具材をのせている
葉物を敷いたら、次にポロポロした具をのせ、最後に芯になる硬いものをのせると巻きやすい
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【6】巻き終わりを下にして、ごま油適量を塗り、白ごま適量を振る。食べやすく切って器に盛る。

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