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佳子さま、手話コンテストで見せた“神対応ファッション” 手話が見やすくなるように「ここにもう1枚」とドレスに細工 袖口のパールも外し、あくまでも“手話が主役”のご配慮

手話コンテストに出席された佳子さま( 2025年8月、撮影/JMPA)
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8月31日、秋篠宮家の次女・佳子さま(30才)が、都内で開かれた「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された。

会場では巧みな手話を披露され、観客の注目を集めたが、関係者の間で話題となったのがこの日の佳子さまのお召し物。大きめのショールカラーが目をひく真っ赤なドレスは、すっきりとしたウエストラインと、控え目なフレアシルエットが特徴的で「佳子さまのスタイルのよさを上品に際立たせている」と評判だった。

「佳子さまがこのドレスを身につけるのは、昨年10月の国民スポーツ大会、今年6月のブラジル訪問以来3回目です。『マーリエ・ル・カセット』という日本のブランドのもので、お値段は税込み4万6200円。佳子さまもお気に入りのようでお召しのたびに話題になっていました」(ファッション誌関係者)

しかしながら、佳子さまのドレスは販売されているものとは、細部が微妙に異なっているという。

「本来は胸元がV字に開いたデザインなのですが、佳子さまはそこに当て布をつけられているのです。一部では“お辞儀をしたときなどに、胸元が見えないようにするためのひと工夫では”といわれています」(前出・ファッション誌関係者)

佳子さま
白地に赤が映えて、映画のワンシーンのよう(撮影/JMPA)
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長年皇室について取材する放送作家のつげのり子さんは、施されたアレンジに佳子さまのライフワークへの思いを感じ取っている。

「佳子さまはこれまでも、手話関連のご公務のときには色の濃い服を選ばれてきました。肌の色が服と同化せず、手話が見やすいためです。特に手話は手を胸元の前で動かすことが多いので、胸のあたりが詰まっている方が素肌と重ならず、手話がはっきり見えます。そこで『ここにもう一枚』と布を足されたのでしょう。

さらには元の服には付いている袖口のパールを外されています。手話の最中、目線が奪われないようにというお心遣いです。あくまで“手話が主役”だというお考えが、これらのご配慮には表れています」(つげさん)

佳子さまならではのこだわりは、普段のファッションからも垣間見える。

「女性皇族のみなさまは、TPOに合わせてお召し物を選ばれます。その上で佳子さまは、スーツではなくワンピースをよくお召しになるなど、自由にファッションを楽しんでおられます。また、国民の手に届きやすいブランドや価格帯のアイテムを選ばれることも多い。若い世代に少しでも皇室を身近に感じてほしいという佳子さまの思いの表れでしょう」(つげさん)

さりげなくも完璧な“神対応”が、お出ましをさらに有意義なものへと変える。

※女性セブン2025年9月25日・10月2日号

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