当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?
今回はオバ記者が還暦になったのを機に始めたパートで、ダイエットにチャレンジ!
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「あの時は別人レベルだったよね」
「痩せたっていうだけじゃない。スタイルのいい人になっていたもの」
痩せた、太ったの話になると、いつも出てくるのが、12年前の話。13~15号の服を着ていたのに、わずか8か月で13kg減。11号がスルリと着れたときの感激といったら…。「なんだか、背が高くなってねえか?」と母親まで私をまぶしそうに見上げていたっけ。
その最強ダイエットとは、シティホテルのベッドメイク。まあひとことで言えば、客室清掃のパートよ。それを60才のうちに再チャレンジして、「え? え、えーッ!」と人が目を丸くするのを見てみたい。それと医者の言う、「体重を落とせば血圧も下がる」が、本当かどうか、確かめてみたい。
数か月で10kgは痩せられる!?
ベットメイクのパートは、昼をはさんで約4時間。週に3~4日。30才年下で私の指導担当のR子さんに「痩せたいんです」と言うと、「お金をもらえるスポーツクラブですから」だって。
「スポーツクラブって、なんだかんだいって行かないじゃないですか。でも仕事でシフトを組まれたら行くしかないし、ここに来たら体を動かすしかない。みんな当たり前にシェイプされますよ。数か月で10kgはいけますね。年末年始の10日間でも3kg減量は確実ですね」と太鼓判を押してくれた。
で、何をするかというと、まず寝乱れたベッドのシーツをはがして、新しいシーツを敷く。枕カバーをはずし、新しいのに入れ替え、上掛けシーツを広げて、布団をかけて…。見慣れたキレイなベッドにするには、ベッドを動かしたり、シーツの四隅をマットレスの下に挟み込んだりと、かなり腰を上下させるんだわ。