年齢を重ねると徐々に声が低くなっていく。若い頃は高くてかわいらしかった声が、気づいたら“オッサン声”になっているという女性も少なくないだろう。
声が低くなるのはひとつの老化現象だが、生活習慣も影響しているという。なかでも、声に悪影響を及ぼす生活習慣ナンバーワンは、「乾燥」。また、姿勢の悪さや嗜好品も声の健康の妨げになる。そこで、声の老化を防止するために、改善すべき8つの生活習慣を紹介する。
口呼吸をしている
口呼吸で乾いた空気を取り込むと声帯が乾燥する。鼻呼吸を意識して。すぐに改善するのが難しければマスクの着用を。
猫背
猫背の人は胸郭が広がらないため胸式呼吸に。すると呼吸量が減って声が出にくくなる。背筋を伸ばして胸を張ろう。
水分を摂る習慣がない
飲む行為は副交感神経を優位にし、気道を潤わせる。ホットドリンクの方が湯気で湿度も上がり潤い効果倍増。
スポーツ観戦や野外コンサートで盛り上がるのが好き
特に冬は、屋外で声を出し続け、乾燥した空気を吸い込むと、声帯を痛めやすい。こまめに水分補給を。
飲酒・喫煙の習慣がある
飲酒後はアルコール分解の際、体内の水分を使うため、体が水分不足に。飲酒の際は水分を摂ろう。喫煙は声帯を直接傷つけるので、禁煙は必須。
緊張する機会が多い
緊張している時は自律神経のバランスが乱れて声帯まで潤いがまわらず、のどが渇きやすくなる。温かい飲み物をこまめに摂ろう。
辛いものが好き
辛いものを食べると、胃酸が増えて食道に逆流することが。声帯まで上がってくると炎症を起こすことも。特に逆流性食道炎の人は控えて。
無表情なことが多い
顔の周りの筋肉を使っていないので筋力が弱まり、滑舌も悪くなる。特に、スマホ操作中は無表情や猫背になりやすいので要注意。