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オッサン声になってしまう8つの生活習慣。口呼吸、猫背など

「若々しい声は取り戻せます」。こう断言するのはフリーアナウンサーの𡈽井(どい)里美さん。彼女自身、産後5か月間トレーニングなどを続け、最終的に滑舌と声の高さを取り戻したという。そのトレーニングは以下の3つ。

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1:発声練習/声帯のトレーニングで、同時に肺活量も増やす

発声練習をすることで、声帯が鍛えられる。その方法は、次の通り。

【1】指が縦に2本入るくらい大きく口を開ける(指は人さし指と中指がおすすめ)。
【2】口を開けたまま、20秒間「あー」と大きな声を出し続ける。

これを20秒×3回行う。音の高さが下がらないよう、同じ音量、同じ太さで出し続けることがポイント。

「“あー”と声を出して声帯を震わせることで、声帯を鍛えられるんです。このトレーニングは、“もう息が続かない”と思えるまで続けてください。最初は10秒くらいしか息がもたない人でも、毎日やることで確実に秒数が延び、肺活量も増やせます」(𡈽井さん。以下「」内)

秒数が延びていくうちに、声質も少しずつ変化するという。

2:あいうべ体操/口を大きく動かすクセがつく

口を大きく開けて、ゆっくりと「あー」、「いー」、「うー」、「べー」と発声するだけで滑舌改善に効果が。「うー」で唇を思い切りとがらせ、「べー」で舌を目いっぱい出すことがポイントだ。これを1日30回行う。

「この体操は、口の周りの筋肉と舌の筋肉を使います。口の周りの筋肉を使うと、口の動きがよくなります。すると口が大きく開くようになり、音も抜けて響きのいい声になります」

同時に舌の筋力が回復すれば、滑舌もよくなるという。

「声優のしゃべりを聞くとわかると思いますが、いい声って、相手が苦労せずに聞き取れる声だと思うんです。会話をするたび、相手を疲れさせないよう、滑舌が気になる人はぜひ挑戦を」

3:腹式呼吸&ドローイン/相手の耳にしっかり届く存在感ある声を作れる

呼吸をする時、お腹を使わず、胸から上で呼吸する「胸式呼吸」、あるいは肩で呼吸をする「肩式呼吸」を無意識にしてしまう──このタイプは声が細く、相手の耳に届きにくい話し方をするのが特徴だ。それをカバーするのが腹式呼吸である。

「鼻から吸ってお腹を膨らませ、吐く時はお腹を凹ませながらたっぷり息を出す。この腹式呼吸ができれば、太い声が出て相手の耳に届きやすくなります」

お腹を膨らませたり凹ませたりできない人は、次のドローインを試そう。

「おへそをぐっと凹ませたまま30秒キープ。この時、肩甲骨を寄せてお尻の穴を締めます。それだけでかなりの運動量になり、お腹の周りもほっそりしてきますよ。私は、赤信号で引っかかった時にやると決めていて、1日数回はしています」

口の周りの筋肉を鍛え口角を上げよう!

「声が低くなっても、滑舌をキープすれば若々しい印象を与えられます」と𡈽井さん。

確かに高齢でも、「さしすせそ」をきれいに発音できる人には若さを感じる。滑舌を鍛えるのにおすすめなのも、上の3つのトレーニングだ。

「よく聞き返されるタイプは、口をあまり動かさずにしゃべっているんです。口を動かさないと口の周りの筋肉が衰え、舌の動きが弱くなります。そして音があいまいになってしまう。年を取るほど、顔の筋肉を意識して動かしてほしいですね」

また、話す時に口角を上げるのもおすすめだという。

「口角を上げて話すと、のどの奥の声を響かせる空間(共鳴腔)が広がります。結果、声の響きがよくなって、声がきれいに聞こえるんです。声に化粧をするつもりで試してみてください」

実践すれば、あなたも「声美人」になれること間違いなし!

※女性セブン2018年3月1日号

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