ダイエットやボディメイクにはセルフケアが大事、とわかっていてもなかなか続かないというダイエッターも多いはず。
でも、1パーツ1、2分程度“押すだけ”なら、続けられるかも。そんな人は、美脚トレーナー・久優子(ひさし・ゆうこ)さんの著書『押したら、ヤセた。』(宝島社)をチェック!
久さんはリンパの流れや血流を促進することがダイエットに効果的と気づいてから、半年で68kgから15kg減、今では48kgをキープしているそう。ボディメンテナンスサロン「美・Conscious(コンシャス)~カラダ職人~」の代表として、2万人のダイエットを成功させた久さん。そんな彼女がたどり着いたメソッドをご紹介。
4つのアプローチで「押す」から痩せる!
ダイエットに肝心なリンパ、血液、関節、反射区。これらを押し、流れを促進させたり、刺激したり、ゆるめることにより、本来あるべき姿に戻すことができるため、代謝が上がり痩せることにつながる。また筋肉(筋膜)を「押す」ことで全身がゆるみ、痩せ効果がアップするので、意識的に刺激して。
■血液(血管)
血液は全身に酸素や栄養を運び、心臓に戻るときに老廃物を回収している。血管は約10万km、地球を2周半できる長さがあり、約1分で全身を巡って心臓に戻ってくるほどの速さで流れている。血流がよくなると体温もアップする。
■リンパ(リンパ管・リンパ節)
リンパは体の中の「下水道」の役割。血液で回収しきれなかった老廃物を回収する役割をしている。リンパの流れはとてもゆっくりで体内を1周するのに6~8時間もかかる。スムーズに流れれば、むくみや冷えも解消できる。
■関節(骨格)
関節は骨と骨をつなぐ大事なジョイント部分。全身の骨が200~206個に対し、関節は全身260か所もある。関節をしっかり使えるようにすることで可動域が広がり、動きがスムーズになり、血液やリンパの流れがよくなる。特に心臓から遠く重力の影響を受けやすい、足、足首の関節は意識的にケアすること。
■反射区・ツボ
反射区とツボの違いは、反射区はゾーン(面)でツボは点であること。ゾーン(面)だと自分でもその位置を探りやすく、セルフケアに向いている。ゴリゴリ硬くなっているのは体からの不調のサインなので、見逃さないように。
しっかりマスター!基本の押し方
まずは、パーツごとのメソッドのなかに登場する、7種類の基本の押し方を習得することからスタート。押す時間は、一か所あたり10~15秒を目安に。
【1】親指押し
親指の腹を使ってじっくり奥深くに効かせる。
【2】手のひら押し
手のひらの下半分を使って奥までしっかり効かせる。
【3】親指&人差し指押し
親指と人差し指の先、または第二関節で2点同時にPush。
【4】人差し指&中指、薬指押し
人差し指と中指、薬指の腹で3点同時にPush。
【5】中指カギ押し
中指の第二関節を使ってググ〜っと奥まで効かせる。
【6】第二関節押し
人差し指、中指、薬指、小指の4本の指の第二関節で広い範囲へアプローチ。
【7】ひじ押し
自重をかけて奥深くまで押す。
マッサージをするときに手や指が痛くなる、という人は正しいやり方ができていないということ。指や手を正しく使うことで、少ない負担で施術ができるだけでなく、効果倍増も期待できるというから、ぜひマスターして。
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●上半身を押しヤセ!「二の腕をふたまわり細くする」
●顔を押しヤセ!「二重あごを解消する」
著者:久優子さん
ひさし・ゆうこ。1974年生まれ。ボディメンテナンスセラピスト、美脚トレーナー、完全紹介制のボディメンテナンスサロン「美・Conscious(コンシャス)~カラダ職人~」代表。脚のパーツモデルをへて、ホリスティック医学の第一人者である帯津良一医師に師事。予防医学健康美協会、日本リンパセラピスト協会、日本痩身医学協会で認定を受け、講師としても活動する。『押したら、ヤセた。』『やせたいところから最速でやせる!久式リンパマッサージ』(共に宝島社)など著書多数。
写真/吉岡真理
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