当サイトがおくる注目連載『アラ還・オバ記者の悪あがき美容道中』。現在59才、バツイチ独身、自らを「女の崖っぷちから、一歩落ちている」というオバ記者ことライターの野原広子が、美容、ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。
オバ記者が目指すのは、還暦を迎えるその日までに人生の伴侶をゲットすること! 第2回となる今回は、オバ記者が今ハマっているというサーキットトレーニングについて綴ります。
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そのジムの話を聞いたのは、かれこれ3年も前のこと。「私の友だちが3か月で7kg痩せて、見違えるようになったよ。あなたも行ってごらんよ」と、10才年上の友達がしきりに勧めたの。「女性専用だから気楽だよ」とも。
でも、「じゃ」という気にならなかったのは、家の近くになかったから。1回30分の運動をするために、電車に乗ったり歩いたりして、1時間もかかったら本末転倒っていうか、計算合わないっていうか。
ところが引っ越したら、自転車で5分のところにそのジムがあるじゃない。さっそく腰を上げたんだけど、ジムに行く道々、考えたね。「ジムに通うなら近所」とはいいつつ、40代後半、家から自転車で4分のジムで挫折しているし、あ、20代で通ったジムもそうだ。
近所のジムがよくないのは、「よし、明日行こう」が延々と続くこと。そしてたとえ数か月行ってなくても「辞める」決断がつかないこと。だって「明日行こう」と、毎日思っているんだもん。最高、2年間、一度も行かずに会費だけ払い続けたこともある。「スポーツジムは来ない人が経営を支えているんだよ。全員が来たら、運動するスペースがなくなっちゃう」という話も聞いたことがあるけど、なんの慰めにもなりません。
そんなワケで家から近いから、通い続けられるものではないけど、このジムはなんと、4日行かなかったら「どうしました?」とか「ここのところお顔を見てませんが」と、トレーナーから電話がかかってくるの。そりゃあ、行くよ。しかも月会費は6000円弱。
70代で筋肉がついてウエストがくびれてきている人も
で、サーキットトレーニングってどんなことをするかというと、いろんな筋肉を鍛えるマシンが12台、円形に並んでいるの。そのマシンとマシンの間に、足踏みをするスペースがあって、それぞれ30秒ずつ。BGMのほか、切り替えどきを知らせる音が鳴って、順々にこなして2周。そしてメニュー通りのストレッチをして、全コース30分が終了。
正直言って、こんなにちょろくて本当に筋トレになってんの? と思ったね。トレーナーの若いコが、「はいっ、はいっ、はいっ」と気合を入れてくれたり、より筋肉に届く姿勢を教えてくれたりするけど、でも30秒。ひとマシン、7~8回でオシマイだから。頑張っている実感がないし、翌日、筋肉痛にもならないんだよね。トレーナーは、「それでいいんです。ちゃんと結果が出ますから続けてくださいね」と言うけど、う~ん。
6月に入会して、週に1~2回のペース。で、最近はジムの空気にも慣れてきて、見るとはなしにほかの人を観察すると、70代の人でも全身にうっすらと筋肉がついて、シェイプされているのよ。ウエストがくびれていたり、肩甲骨が浮き出た背中だったりしてて。
なるほどなぁと思ったね。60代を前にすると、30代、40代のスタイルのいい人を見ても、「すごいね~」と、空気が抜けたような気持ちにしかならないんだよ。別世界だもん。けど、自分と同世代や年上の人の“結果”を目の当たりにすると、薬になるなんてもんじゃないね。
まだ体重○kg減! と言える成果は出てないけれど、それでも胸の下の肉が少し落ちて、お腹の皮が伸びたような…。8月はちょっと本気出して、週に2~3回に増やしてみようかな。暑い日にひと汗かくと、体が軽くなるしね。
オバ記者(野原広子)
1957年、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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