巷はバレンタインモードに突入し、限定スイーツを目にする時期。疲れているときにはどうしても甘い物やおやつに手が伸びるが、ダイエット中にも罪悪感なく食べられるおやつがあるなら知りたいところ。そこで、コンビニでも買えるヘルシー志向のおやつを美のスペシャリストに聞いた。
コンビニはほぼ毎日利用するという肌育成スペシャリストの川上愛子さん。肌はもちろん、体の糖化を防ぐためにも、糖質少なめのデザートを買うことが多いという。甘い物はリラックス効果もあり、我慢のしすぎはストレスとなり不調の原因になることもあるので、味がおいしく心を満たすヘルシー志向のおやつ選びが基本。
「血液中の余分な糖は老化を進めます。肌も髪も爪も、コラーゲンもすべてたんぱく質なので、たんぱく質を摂り、血糖値を上げすぎない、糖を摂りすぎないような食生活が美容や健康のポイントです。最近コンビニでは、糖質少なめのものなどさまざまなお菓子が売っています。活用しない手はありません!」(川上さん・以下同)
若返りのビタミンでアンチエイジング!
美のプロがこぞっておやつにしているナッツ類。中でもアーモンドは、さまざまな害を与える活性酸素から体を守り、酸化や老化を防止してくれるビタミンEがたっぷり。さらにお腹の調子を整える食物繊維や、美肌・美髪を作るミネラルもふんだんに含まれるとあって、”美活食材”の代表格といえる。
「アーモンドは抗酸化作用のあるビタミンEや食物繊維が豊富。肌のセラミドに関係するリノール酸や、アミノ酸も多く含まれているので、欠かさないようにしています。素焼きだと、噛めば噛むほどにおいしいのでオススメです」
低カロリーのこんにゃくでギルティフリー
さっくり軽い、こんにゃく素材のスナック。淡路島産玉ねぎ味でほんのりオニオンフライ感覚も味わえる。1袋食べてもわずか69kcalで、トランス脂肪酸もゼロというヘルシーっぷりだ。
「大袋を販売してほしいと願っている商品の1つ。パリパリ感と絶妙な塩気がおいしいのに、超低カロリー。もう、神です。夜中のポテチの誘惑は、だいたいこれで乗り切ります」
糖質ダイエッターのための代打スナック菓子
噛むほどに大豆のうま味が広がるノンフライスナック。1袋で181kcal、糖質は9.9g。カロリーも糖質も抑えたい人にうってつけのヘルシー菓子だ。
「某芋系サラダスティック菓子を食べたくなったときに、代わりに食べることが多いです。カロリーも糖質も低く、罪悪感なく食べられます。大豆はビタミン類からミネラル類までさまざまな栄養素を摂ることができる。アミノ酸スコアも100なので美肌のためによく食べます」
さらなる糖質削減を達成!
糖質16.1g、315kcal。天然甘味料のラカンカを使用し、前作よりもさらなる糖質削減を実現。エリスリトールとラカンカ抽出物を使うことでほどよい甘さに調整し、食物繊維を加えることで糖質をセーブ。チョコ生地にチョコチップを練り込み、しっとりとした食感が楽しめる。
「チョコレートが大好きなので見つけると買ってしまうのがこれ。ライザップさんのマークを見ただけで、“結果にコミット”したような気分になれます(笑い)。単純においしいのと、チョコレートケーキで低糖質なので、買わずにいられません」
ダイエット中の空腹回避にもってこい!
あたりめはダイエット中のおやつとして人気。その理由として、筋肉に必要なたんぱく質が豊富なこと、咀嚼回数が多くなるので満腹中枢が刺激され食べすぎを防げることがある。さらには、お腹の中で膨らむので空腹対策になるほか、ビタミンB12などのビタミン類が多く栄養面も優秀な点も。
「噛むことで満足感を得られ、表情筋の運動にもなる。それに、イカって糖質もカロリーも低いんです。なので、口さみしいときにも最適。皮脂コントロールに関係するビタミンB12や抗酸化作用のあるビタミンEなども摂取できるので実は美容にもってこい。セブン-イレブンのあたりめは量がちょうどよくて好きです」
肌育成スペシャリスト:川上愛子さん
社団法人 日本爪肌美容検定協会代表理事。日本化粧品検定協会認定コスメコンシェルジュインストラクター。日本スキンケア協会認定講師やスキンケアカウンセラー、温泉ソムリエの肩書も持つ。自分の生み出す分泌物で輝く肌を作り出す「洗わない美容」の第一人者。2万人以上をスキンケアカウンセリングし、「皮膚科学+化粧品成分学」という科学的根拠と経験則を合わせて爪の先まで美しさを作る。2019年2月20日に『皮膚常在菌ビューティ!』(ワニブックス)が発売予定。
撮影/藤岡雅樹
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