マスクが買えない! 作る材料も見あたらない…。そんなあなたに、急場をしのぐ「ハンカチマスク」の作り方をご紹介。約1分で作れて、超カンタン! 効果を高めるプラスアルファのアイテムもあわせてご紹介します。さっそく作ってみて。
ハンカチマスクの作り方、5つのSTEP
<材料>
ハンカチ1枚、ヘアゴム2つ、マスク用抗ウイルスシート、(スプリングゴム2つ)
●STEP1
ハンカチの上下を折って三つ折りにする。
●STEP2
折り重ねて、写真のように中央にヒダを入れる。
●STEP3
ハンカチの両端からヘアゴムを通す
●STEP4
ハンカチの中心部分に抗ウイルスシートをのせると効果的。
●STEP5
ヘアゴムより出ている左右の部分を三つ折りにして、完成!
長時間つけたときの耳の痛みを軽減!
左右のヘアゴムに市販のスプリングゴムを半分に切って編み込むようにつけると耳たぶへの刺激がやわらぎ痛みが軽減されます。
ハンカチマスクをより清潔、快適にするためのアイテム
●ウイルス対策に!
ハンカチマスクの表面についたウイルス・菌を除菌。
●長時間を快適に
香りのよいアロマで長時間でも快適に。
ハンカチマスクでできることできないこと
<できること>
・手に付着したウイルスが口や鼻に直接触れないようにする
・咳、くしゃみ、つばの飛沫飛散を防止する
・喉を保湿して免疫力を高める
<できないこと>
・浮遊しているウイルスの粒子を防ぐ
医師が教えるハンカチマスクのポイント
ハンカチマスクの最大の効果は、喉の保湿だという。ハタイクリニック院長の西脇俊二さんが解説する。
「ウイルスが肺に入って重篤化するケースが多いので、その入り口となる喉の保湿が大切です。喉を保湿して粘膜を潤わせることで、ウイルスがちょっと入っても流れ落ちるので、粘膜から侵入することが防げます」
室内の加湿を忘れず、常に湿度を40~60%に保つことも大切なポイント。
「私がある施設に勤めていたときに、30%以下の湿度だと毎年インフルエンザや風邪になるかたが30人くらいいました。そこで加湿器を導入して各施設の湿度を上げたところ、翌年は0人になりました」
また、ハンカチをつけるだけじゃなく、漢方で体の内側から免疫力UPも心がけたい。
「免疫力を高める漢方薬として『補中益気湯』と『麻黄湯』がおすすめです。『補中益気湯』は体力回復と胃腸の働きをよくする効果があり、『麻黄湯』は気管支拡張、発汗、鎮咳に効果があります。ただ『補中益気湯』はまれに間質性肺炎や肝機能障害を起こすことがあるので薬剤師の判断を仰いでください。また妊娠中のかたは両方とも服用を控えてください。 西洋医学だと、ワクチンはそのウイルスにしか対応できないですが、漢方薬は何千年もの間ずっと出てきた“新型”のウイルスに対応してきた歴史があります」
撮影/八坂悠司
※女性セブン2020年4月23日号
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