コロナ禍の影響で現在閉園中の上野動物園ですが、5頭のジャイアントパンダたちがのどかに過ごしています。絶滅の危機にある野生パンダの保護へ向けた大事な一歩として行っている繁殖の取り組みから生まれた、双子パンダシャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)、その母・シンシンや、その他のジャイアントパンダの最新情報を紹介します。
シャオシャオの元へレイレイが近づくと…
春のうららかな日差しを浴びることができる日中の運動場。ここでは双子パンダのシャオシャオとレイレイ、そしてシンシンの姿を見ることができます。
双子パンダたちは木登りに夢中!
シンシンは、夢中で竹をほおばっています。一方、双子パンダたちは運動場の中央にある、大木のアスレチックで遊んだり、細い木でも器用に登り降りしたり。木の上でくつろぐシャオシャオの元へレイレイが登ってじゃれていると、シャオシャオはレイレイの頭をぽんぽんと撫でるような動きをして、仲睦まじい姿も見せていました。まるで人間のきょうだいのような仕草には、思わず「かわいい!」と声をあげてしまいそうですね。
身体測定では双子パンダともに20kg台に突入!
3月15日に実施された身体検査と測定では、シャオシャオは20.2kg、レイレイは20.1kgという結果だったそうです。健康状態は良好で、ときおり竹をかじる姿も見られているそうです。
ジャイアントパンダたちにとっては食欲の春?
双子パンダとシンシンの他に、上野動物園には、リーリーとシャンシャンという2頭のジャイアントパンダがいます。2頭ともよく食べている姿が見かけられます。
パパパンダ・リーリーはグルメ?
シャオシャオとレイレイの父・リーリーはゴロンと寝転びながら竹を食べ、食欲は旺盛な様子。プールに顔や手を入れて遊んでいるのかと思いきや、そこから竹を拾い上げ、やはりそれも食べているようです。青々とした笹に見向きもしないリーリーは竹の方が好きなのかも?
器用に竹を食べるシャンシャンの姿も
シャンシャンは奥歯を使って器用に竹の皮をはがして食べているようで、お腹の上ははがした竹の皮でいっぱいに。鳥の鳴き声に反応する姿も見せていましたが、お腹いっぱいになったのか、室内展示場へと戻って行きました。
室内展示場にあった竹筒をひっくり返すと、中から小さなペレットのようなものが出てきます。これをぱくぱくと食べるシャンシャン。もしかしたら食後のデザート感覚のおやつなのかもしれないですね。