料理・レシピ

さくらんぼをおいしく食べるために知っておきたいこと|見極め方&保存するときのコツ

木に成っているさくらんぼ
おいしいさくらんぼの見極め方は?(Ph/PhotoAC)
写真6枚

初夏に出回るさくらんぼは、旬の短い果物です。せっかくなら、おいしいものを選びたいですよね。そこで、野菜ソムリエプロの福島玲子さんから、さくらんぼを買うときの選び方のコツを教えてもらいました。

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おいしいさくらんぼの見極め方

見た目もかわいらしいさくらんぼは甘味と酸味のバランスがちょうどよく、好きなかたも多いのではないでしょうか。栽培できる地方や期間がかぎられており、この時期だけに楽しめる味覚です。ぜひ、おいしいものを選んで購入しましょう。

実は色が濃く、軸は青々としているものを!

さくらんぼは粒にハリがあって、大きいものを選ぶと味がよくのっているといわれます。赤々と濃い色で、ツヤのある実を選びましょう。

新鮮なさくらんぼ
皮にハリがあって、軸が緑のさくらんぼが新鮮(Ph/PhotoAC)
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軸は太く、青々としているものが鮮度のいい証です。軸が茶色になっているものは、収穫してから時間が経っているサインなので避けたほうがいいですよ。

種類によっては、茶色くなっている実が◎

スーパーに並んでいるさくらんぼの主な品種は佐藤錦と紅秀峰です。どちらも、先ほどの選び方でOKです。

黄色いさくらんぼ
黄色い実の月山錦(Ph/PhotoAC)
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月山錦はめずらしい黄色のさくらんぼで、酸味が少なくしっかりとした甘味が感じられます。これは黄色みが濃く、少し茶色がかっているものが熟している証だといわれています。贈答用などで見かける高級品ですが、見かけたらぜひ食べてみてください。

追熟しないさくらんぼはどうやって保存する?

一番おいしくなるタイミングで収穫されるさくらんぼは、時間が経つほど甘みが抜けてしまうため、購入後は遅くとも4~5日以内に食べきることをおすすめします。でも、一度に食べきれないときなどは正しい保存の仕方をすることで味の劣化を遅らせることができます。

涼しい場所に置き、食べる直前に冷やす

さらに入ったさくらんぼ
さくらんぼは食べる直前に冷やすのが◎(Ph/PhotoAC)
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さくらんぼは、風味が落ちやすく冷えに弱い果物なので、さくらんぼを保存する際は風通しのよい涼しい場所に置きましょう。食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れるか、直前に氷水にくぐらすと、冷えておいしくいただけます。冷やしすぎると甘みが抜けるので注意してください。

野菜室保存のコツは密閉すること

室温が高いときは冷蔵庫の野菜室へ。その際にも保存のコツがあります。手間はかかりますが、かわいたキッチンペーパーにくるみ、さらに新聞紙で包んでポリ袋に入れておくのが一番最適な方法です。乾燥を防ぐことで、風味が落ちにくくなります。

皿に乗った冷凍さくらんぼ
さくらんぼは冷凍保存も可能(Ph/PhotoAC)
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種をとって冷凍すれば1か月ほど保存できますが、やはり収穫したての新鮮な味を堪能できる生食がおすすめです。

◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん

野菜ソムリエの福島玲子さん
野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
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ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/

構成/イワイユウ

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