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相手のファスナーが開いている…恥をかかせずに指摘する上品な言い方は?

食事中の女性
プラスになる声掛けの方法とは?(Ph/イメージマート)
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言葉は言い方ひとつでプラスにもマイナスにもなります。よかれと相手の間違いや失敗を指摘しても、言いかた次第では傷つけてしまうことも…。『「ふつうの人」を「品のいい人」に変える 一流の言いかえ』(光文社)を上梓したマナースクール代表の諏内えみさんに、相手を傷つけない言い方の工夫を教わりました。

相手を傷つけない、周囲に迷惑をかけない言い方

貸していたものを返してもらいたい、自分の指定席に他人が座っている、という状況になることがあるのではないでしょうか。自分が悪いわけではないのに、相手に言いづらいものです。相手を傷つけない品のいい言葉とは。

「相手の間違いや失敗を指摘する場合に大切なのは、直接的な言葉を使わないことです。“もしかしたら”“私も間違っているかもしれないけど”“いま気づいたのだけど”とクッション言葉を添えることで、相手の羞恥心を最低限に抑えることができます」(諏内さん・以下同)

クッション言葉を添えてから言いづらい事を言うと相手も傷つきにくい(Ph/PhotoAC)
クッション言葉を添えてから言いづらい事を言うと相手も傷つきにくい(Ph/photoAC)
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ケース1|返却の催促をする場合

貸したものがなかなか返ってこないとき、催促すると相手に悪いような気になります。しかし、そんな気持ちを言葉にしてはいけません。

◆「あの、言いにくいのですが…、先日お貸しした本、もう返してもらえますか?」→【品のいい言いかえ】「先日、○○の本をお貸ししたのって□□さんでしたっけ?」

「“申し上げにくいのですが…”と切り出すと相手は恐縮してしまい、すまなそうなお詫びの言葉が返ってきたとしても、気まずい雰囲気になってしまうこともあります。そんな場合はたった今思い出したような伝え方をすると、根に持っているイメージを与えないので、相手にプレッシャーを感じさせません」

数冊積まれた本
品のある人は相手にプレッシャーを与えない(Ph/photoAC)
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