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待たせるときは“具体的ワード”でたちまち好感度UP!コミュニケーションのプロが指南

スマートフォンを持つ女性の手元
よくある待たせる場面では「ちょっと」ではなく具体的な連絡をするのが鉄則(Ph/イメージマート)
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著書の『感じのいい人は、この「ひと言」で好かれる』(三笠書房)で、挨拶や感謝、依頼や催促など、さまざま場面別にプラスすると人間関係がうまくいく「ひと言」を紹介しているコミュニケーションアドバイザーの森優子さん。プライベートでも仕事でもよくありがちな「待たせる」場面で、マイナスな印象を払拭し、好感度をアップさせる「ひと言」について教えてくれました。

「○分ほどお待ちいただけますか?」と具体的な時間を伝える

日常生活でよくある人を待たせる場面。とっさに「すみません、少々お待ちいただけますか?」などと伝えがちですが、これではナンセンスという森さん。

「『ちょっとお待ちください』と言われたら、どれくらいの時間をイメージしますか? 人それぞれの感じ方がありますが、私は3分程度です。『少々お待ちください』なら5~10分。私は気が短い人間ではないので、『30分待っていてもらえますか?』と言われたら、待ちます。ですが、『ちょっとお待ちください』と言われたまま30分放置されたとしたら、その後の予定を考え不安になってきます。中には怒る人もいるでしょう。

好感度を上げるには、最初にひと言『30分ほどお待ちいただけますか?』と伝える、あるいは、途中で一度『あと○分くらいお待ちいただけますか?』と一声かけるなど、待つ側への心遣いが大切です」(森さん・以下同)

遅れるときは「現在地」を伝えて相手を安心させてあげる

待ち合わせに遅れるといった場面も日常的によくあります。この場合は、「10分くらい遅れます」というように、具体的な時間を伝えている人も多いと思いますが、もうひと言加えると、相手に安心感を与えることができるそうです。

スマとの画面に立体的に車と現在位置が出ているイラスト
遅刻するときは具体的な時間は大前提で、現在地を伝えるのがスマート(イラスト/イメージマート)
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「遅刻を伝えるときは、遅れる時間は大前提で、それに加えて『現在位置』を伝えると、待っている相手は安心します。私の信頼できる友人は、待ち合わせ場所に遅れるとき、『今、○○駅なので○分くらい遅れます』と、遅れる時間と現在位置をセットにして連絡をくれます。今いる場所を知らせてもらえると、『この場所だから、相手はあと○分で着く』と待つ人は確実な予想ができて安心しますよね」

15分以上の遅刻はこまめな連絡で信頼感をゲット

5~10分の遅刻と、15分以上の遅刻は少し相手の不安感に差が出ます。森さんは、15分以上遅刻する際には3回以上の連絡がベターだと言います。

「電車の遅延などで15分以上遅刻しそうなときは、私はいつも、知り合いのホテルの支配人が言っていたことを思い出します。
『僕はね、3回連絡をしてきた人を叱ることはできない。
1回目は”○○線が遅れていて、20分は遅れてしまうかもしれません”、
2回目は”今、○○駅です。あと10分ほどで着くと思います”、
3回目は”今、○○駅(最寄り駅)に着きました”』
現在位置を知らせることは、相手に安心感だけでなく、信頼感も与えるのです」

◆教えてくれたのは:コミュニケーションアドバイザー・森優子さん

コミュニケーションアドバイザーの森優子さん
コミュニケーションアドバイザーの森優子さん
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短大卒業後、西武ライオンズ・西武鉄道のチアリーダーに従事。その後転職し、求人広告の企業営業を担当。入社2年目に「売上、新規売上、新規社数」の目標を完全に達成し、表彰される。退職後、マリアージュコンサルタント事務所を開業。クライアントのコミュニケーション力を向上させ、支持を得ている。メディア出演、企業研修でも活躍中。今年5月、『感じのいい人は、この「ひと言」で好かれる』を出版。https://www.mariage-communication.jp

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