当サイトがおくる好評連載『アラ還・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。
これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか? 今回は、オバ記者が「これなら一生太らない!」と驚嘆した“食欲を抑える食事法”についての続報です。
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「とうとう見つけたわよ、私の最終ダイエット法!」
先々週から会う人、会う人に言いまくっている私。それはほとんど苦痛がない初めての…って、大宣伝につとめていたところ、人生ってほんとうに皮肉!
どんなダイエット法だって、夕食を食べた後にお酒や夜食を食べてもいいなんてことは絶対にない。あるワケない。なのに、一度は行ってみたいと願っていた店のお誘いを受けたのが当日の午後7時。体重が300g、100gと順調に落ち始めてきたときだもの。当然、夕食を終えた私は断ろうとしたわよ。でも、もう一人の自分が「ちょっとだけなら、お酒2杯だけなら」と私の腕を引っ張り、体内協議の結果、陥落。
翌日は夜10時過ぎに、魅力的なメンバーから「行こうよ~ん」と誘われ、引き続き陥落。さらに翌日は悪食の“鉄っちゃん仲間”と居酒屋飲み。ああもう~、私に「断る勇気」だの、「嫌われる勇気」があったらなあと、カンレキの私は大反省。
それにしても恐ろしかったのが、3晩目の“鉄飲み”だったね。同世代から10才年下くらいまでの、印刷会社の撮り鉄おじさん5人が注文したのは、焼き鳥、もつ煮込み、ポテトサラダにスパゲティ3種盛り。「誰がこんなの食べるの!」と、毒づいた私も、ちょっとだけよ~んで、各3本ずつ。その結果、400g落ちていた体重が急反発して、800g増!
体重計に乗ったときは、「ああああ~」とお腹の力が抜けたけど、よくよく考えてみたら、よくこれで済んだ。ようガマンした!というべきかもね。以前のダイエットは、一回挫折すると再び起き上がるのは絶望的だったけど、これならなんてことなく再開できるし。