行きつけにしたい!美食におもてなし&記念日に訪れたいBAR
熊本に滞在した日は、偶然にも私の誕生日。ホテルスタッフに相談をしたところ、食事は和食の「草喰・常(そうしょく つね)」を、記念日ならBARは「Ladybird(レディーバード)」がおススメとのこと。「OMO」はガイドブックにも載っていない、スタッフが足で稼いだ情報が満載。他のOMOでもリピートしたくなるお店を紹介してもらった経験があり、期待が高まります。
早速うかがうと……、熊本の新しい人を受け入れる懐の広さを感じ、なんといっても、いずれのお店もホスピタリティが素晴らしい! 記憶に残る誕生日となりました。「このお店に訪れるために、また熊本に滞在しよう」と思えるほどのクオリティです。
例えば「草喰・常」へ夕食に訪れると、カウンター席が用意され、おかみさんからのお祝いのメッセージが。
今回頂いた「ミニ懐石(5500円:税込)」は、一汁五采で、お野菜を中心に、お刺身やお寿司を頂けます。目でも楽しめて美味なうえ、お野菜がたくさんとれてヘルシー。健康が気になる年齢というのもあって、本当に私にぴったりのお店です。
なんといっても女将さんの気遣い、大将の柔和な雰囲気、丁寧な職人さんの手さばきなど、お店の居心地がとにかくよいのです。
お腹も気持ちも満たされて、食後は「Bar Ladybird」へ。重い扉を開けたその向こうは……「ここはどこ?」という世界観が広がります。
我が家はお酒をあまり飲みませんが、マスターの宮本幸明さん曰く「飲めないお客様もバーは楽しめますよ。」と。
お客の2割ほどはノンアルコール派という話にびっくり。
決まったメニューはなく、お客の好みを聞き、何気ない会話を手掛かりに、ひとりひとりにあったカクテルを作ってくれます。もちろんノンアルコールカクテルも。
プレゼンテーションも素晴らしく、魔法の国に迷い込んだように、わくわく感が止まりません。詳細は訪れたときのお楽しみということで、ここでは明かしませんが、気が付けば飲めない2人が2時間半もBARに滞在していました。記念日や大事な人と訪れたいお店です。
■草喰 常(つね) 四季の懐石・精進料理 tsu-ne.net
■Bar Ladybird(レディーバード)https://www.instagram.com/barladybird/
実は熊本市内はバーが多く、地元のかたは、目的に応じて行きつけのBARが複数あるといいます。「OMO5熊本」の館内では、「くまもとGo-KINJO BAR」を開催し、気分にあったBARを紹介。おすすめカクテルの試飲もできちゃいます。
館内カフェでも、夕方からご近所のおすすめのBAR直伝のカクテルが販売されているので、熊本城を望む屋外のテラス席で楽しむのもよさそうです。
いかがでしたか? 熊本県の豊かな自然や温泉地巡りに加えて、もう一泊は熊本市内でぜひ過ごしてみてはいかが?
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを