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旅行ジャーナリスト・村田和子さん「今、熊本が面白い!」天守公開の熊本城、九州初上陸ホテルにディープな穴場まで熊本旅を紹介

行きつけにしたい!美食におもてなし&記念日に訪れたいBAR

熊本に滞在した日は、偶然にも私の誕生日。ホテルスタッフに相談をしたところ、食事は和食の「草喰・常(そうしょく つね)」を、記念日ならBARは「Ladybird(レディーバード)」がおススメとのこと。「OMO」はガイドブックにも載っていない、スタッフが足で稼いだ情報が満載。他のOMOでもリピートしたくなるお店を紹介してもらった経験があり、期待が高まります。

スタッフが実際に訪れてえたおすすめのお店は「GO-KINJO MAP」でチェック
スタッフが実際に訪れ厳選したおすすめのお店は「Go-KINJO MAP」でチェック
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早速うかがうと……、熊本の新しい人を受け入れる懐の広さを感じ、なんといっても、いずれのお店もホスピタリティが素晴らしい! 記憶に残る誕生日となりました。「このお店に訪れるために、また熊本に滞在しよう」と思えるほどのクオリティです。

例えば「草喰・常」へ夕食に訪れると、カウンター席が用意され、おかみさんからのお祝いのメッセージが。

見た目にも華やか。お料理にも誕生日のお祝いメッセ―ジ(草喰・常)
見た目にも華やか。お料理にも誕生日のお祝いメッセ―ジ(草喰・常)
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今回頂いた「ミニ懐石(5500円:税込)」は、一汁五采で、お野菜を中心に、お刺身やお寿司を頂けます。目でも楽しめて美味なうえ、お野菜がたくさんとれてヘルシー。健康が気になる年齢というのもあって、本当に私にぴったりのお店です。

まるでお花のような料理は、トマトをまるごと使ったグラタン(草喰・常)
まるでお花のような料理は、トマトをまるごと使ったグラタン(草喰・常)
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なんといっても女将さんの気遣い、大将の柔和な雰囲気、丁寧な職人さんの手さばきなど、お店の居心地がとにかくよいのです。

 常のご主人 藤永清志さんと女将さん(草喰・常)
常のご主人 藤永清志さんと女将さん(草喰・常)
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お腹も気持ちも満たされて、食後は「Bar Ladybird」へ。重い扉を開けたその向こうは……「ここはどこ?」という世界観が広がります。

扉の向こうは別世界(Bar Ladybird)
扉の向こうは別世界(Bar Ladybird)
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我が家はお酒をあまり飲みませんが、マスターの宮本幸明さん曰く「飲めないお客様もバーは楽しめますよ。」と。

お客の2割ほどはノンアルコール派という話にびっくり。

予約して伺うと席にはメッセージが(Bar Ladybird)
予約して伺うと席にはメッセージが(Bar Ladybird)
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決まったメニューはなく、お客の好みを聞き、何気ない会話を手掛かりに、ひとりひとりにあったカクテルを作ってくれます。もちろんノンアルコールカクテルも。

シャインマスカットを使ったカクテル(Bar Ladybird)
シャインマスカットを使ったカクテル(Bar Ladybird)
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プレゼンテーションも素晴らしく、魔法の国に迷い込んだように、わくわく感が止まりません。詳細は訪れたときのお楽しみということで、ここでは明かしませんが、気が付けば飲めない2人が2時間半もBARに滞在していました。記念日や大事な人と訪れたいお店です。

マスターの宮本幸明さんと。お店の前で(Bar Ladybird)
マスターの宮本幸明さんと。お店の前で(Bar Ladybird)
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■草喰 常(つね) 四季の懐石・精進料理  tsu-ne.net
■Bar Ladybird(レディーバード)https://www.instagram.com/barladybird/

実は熊本市内はバーが多く、地元のかたは、目的に応じて行きつけのBARが複数あるといいます。「OMO5熊本」の館内では、「くまもとGo-KINJO BAR」を開催し、気分にあったBARを紹介。おすすめカクテルの試飲もできちゃいます。

夕方のカフェに登場する「くまもとGo-KINJO BAR」(OMO5熊本 by 星野リゾート)
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館内カフェでも、夕方からご近所のおすすめのBAR直伝のカクテルが販売されているので、熊本城を望む屋外のテラス席で楽しむのもよさそうです。

OMOカフェの凸凹テラス(OMO5熊本 by 星野リゾート)
OMOカフェの凸凹テラス(OMO5熊本 by 星野リゾート)
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朝食も熊本食満載「ホワイトシチューのキューブトーストれんこんマスタード」
朝食もご当地色満載の「ホワイトシチューのキューブトーストれんこんマスタード」
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いかがでしたか? 熊本県の豊かな自然や温泉地巡りに加えて、もう一泊は熊本市内でぜひ過ごしてみてはいかが?

◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん

村田和子さん
旅行ジャーナリスト・村田和子さん
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旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを務めた。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)

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