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《レトルト食品も活用!》玄関で、洗濯で、食事で…「介護」を少しでも楽にする工夫 

食事はまずはおいしく食べること

健康維持において大切な毎日の食事。「食事について、私からまずお伝えしたいのは、『食べることを楽しみましょう』ということです」と坪田さん。

「今日は何を食べようかと楽しみながら考え、おいしく味わうことで、生活に彩りが生まれ、生きがいの1つにもなり得ます」

レトルト食品の活用がおすすめ

介護をしながら毎日の献立にまで配慮をするのは非常に大変です。そんなときに活用したいのが、スーパーやドラッグストアで市販されている介護用のレトルト食品。さまざまな食品メーカーが栄養バランスや咀嚼のしやすさに配慮した商品を開発・販売しています。

レトルト食品
介護の負担軽減にはレトルト食品の活用がおすすめ(Ph/photoAC)
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「いろんなメーカーの商品を食べ比べてみるのも楽しいと思いますし、手間を省きながら多種類を食べられるので、バランスが整いやすく、飽きもこないと思います」

塩分はできるだけ控える工夫を

毎日の食事でもう1つ重要なのは、塩分を控えること。そうはいっても、過剰に控えると味気ない食事になり、食事自体が楽しくなくなってしまいます。坪田さんがおすすめする塩分を控える方法は「ちょいつけ食べ」。

「焼き魚やお浸しなどに、いつもしょうゆをドバッとかけていませんか。その手を止め、しょうゆ皿に垂らし、刺身のようにその都度軽くつける程度にしてみてください。しょうゆの風味を楽しみながらも、しょうゆの量が減り、塩分の摂取を控えることができます」

◆教えてくれた人:看護・介護ジャーナリスト・坪田康佑さん

白いシャツにジャケットを着た男性
看護・介護ジャーナリストの坪田康佑さん
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つぼた・こうすけ。2005年慶應義塾大学看護医療学部1期卒業。国際医療福祉大学医療福祉ジャーナリズム分野博士課程在籍。米国Canisium大学MBA取得。ETIC社会起業塾を経て、無医地区への医療提供体制づくりや、問看護師向け雑誌などでの連載、高齢者向け新規事業開発に取り組む。著書に『老老介護で知っておきたいことのすべて』(アスコム)など。

老老介護で知っておきたいことのすべて

「老老介護で知っておきたいことのすべて」(アスコム)

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