当サイトがおくる好評連載『アラ還・オバ記者の悪あがき美容道中』。還暦で、バツイチ独身。オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。婚活は、連敗記録を更新中。
「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか? 今回は、前回に続いてオバ記者が最近、始めた「ずぼらヨガ」について。
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「3.5kgやせたって? う~ん、よくわからないわ」
この欄で何度も書いている“舌先三寸食事法”が習慣になって、“微やせ”の報告をすると友達は全身、なめるように見た後にそう言うの。身長166cmで肩幅45cmの私。ちょっとくらい体重を落としても見た目に反映されないのよ。
だけどちっともめげちゃいないのが、今までと違うところだね。だってちょっとくらい油断しても体が大反発しないんだもの。体重は減らないけど増えない状態が続いてある日、200、300gと落ちる。この繰り返し。
それでも開始3か月。1か月1kgしか減らないのにダイエットと言えるのか、という声もあるかと思う。なぜこんなに遅いのか。思い当たるのは週に2~3回の“ちょび飲み”と、10日に1度くらいのペースでやらかす“ドカ飲み”だね。これをやめたらダイエットはスピードアップする。わかっちゃいるんだけどなぁ。ズルズルと1年で12kg減したらいいじゃないかとも思うんだわ。
で、最近、熱を入れているのが『ずぼらヨガ』(崎田ミナ著・飛鳥新社)。前回紹介したように朝起きたら、「アンテナのポーズ」で深呼吸して、気持ちを前向きにし、電車の中では、両手を重ねて鎖骨の間を温める「のどストレッチ」で心を落ち着けているの。
長年の経験から言って、ぶくぶく太るときは決まって「どうせ私なんか~」と後ろ向きになっているの。「へっ、いまさら痩せてどうしようっていうの!」なんて思ったら最後、食欲の無冠地獄。ここに何度落ちたか…。
もっとダメなのが、そわそわ。こっちはスナック菓子だのチョコレートをたえず口の中へ放り込んでいるのに、それに気がつかないんだもの。