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67歳オバ記者、愛車の“原付きバイク”で東京から地元・茨城へ 4時間半で“走破”後、義妹から衝撃のひと言「顔、変わっているよ」

日が暮れる前にたどり着けるか…

こうして日光街道、国道4号線を北に向かって走って走って、気がついたら2時間。埼玉県から茨城県に入ったところの道の駅でトイレ休憩にした。弟に電話をすると「あと1時間くらいだな。気をつけてな」とな。

でも、正直言って、大きな道路を走るのはここが限界だったんだよね。連休のせいかトラックは少ないけれど、それでも大きな車に追い越されるときに「ヒェーッ」と声をあげそうになるのよ。それに疲れて、車の少ない道路をナビで探してしたら道に迷って1時間近いロスタイム。

日が暮れるまでに弟宅まで辿り着けるのか…そんな不安がよぎり出したときに現れたのがグリーンラインだったの。茨城の田んぼ道を貫く二車線の広域農道なんだけど、はるか先に筑波山が見えるこの道といったらほんとにもう、夢のよう。たまに後ろから車が来るけど、ほとんどは独占だもの。道というより、この景色、全部、独占!

オバ記者
これはご褒美なのか? 信じられないほどキレイな景色を独り占め
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こうして弟の家に着いたら3時半を回っていた。てことは4時間は走っていたんだよね。

「お義姉さん、顔、変わっているよ。疲れてるっていうより、むくんでいる。てか、口が前に突き出している?」と義妹。そういえばバイクに乗っている間中、ずっと口に力を入れていた気がする。疲れもピークだったんだろうね。夜、布団に入ってからも身体がずっと揺れていたっけ。翌日と翌々日も、一応体は起こしていたけど、ぼーっとして使い物にならなかった。

オバ記者
ゴールした時の爽快感は半端なかった! (2、3日は使いものにならなかったけど…)
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それでもやりたかったことをやり切った爽快感と言ったらないんだよね。67歳。体力勝負の冒険は、持ち時間がまだまだまあると思えるうちにしなくちゃね。

今、私の原チャは茨城のバイク店で整備をしてもらっている。次はどこまで行こうかしら。

◆ライター・オバ記者(野原広子)

オバ記者イラスト
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1957年生まれ、茨城県出身。体当たり取材が人気のライター。これまで、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。昨年10月、自らのダイエット経験について綴った『まんがでもわかる人生ダイエット図鑑 で、やせたの?』を出版。

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