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《今年は記録的に遅め》梅雨になるとなぜ太りやすい?今から知っておきたい原因と手軽にできる「解消ストレッチ」

梅雨太り解消に役立つ食材

梅雨太りの原因であるむくみは、気圧の変化や冷え以外に塩分の過剰摂取によっても起きます。塩分を摂り過ぎると体内の塩分濃度を薄めるために水分をため込むため、梅雨太り解消には塩分を摂りすぎないように注意するのが大切です。

また、利尿作用がある「カリウム」を多く含む食材を食べることで、体内にたまった塩分(ナトリウム)や水分の排出を促す効果が期待できます。

さまざまな野菜やフルーツ
梅雨太りにはカリウムを含む食材がおすすめ
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カリウムは海藻類や果物などのほか、これから旬を迎えるきゅうりやモロヘイヤなどの夏野菜にも多く含まれています。

暑い日でも食べやすい生野菜サラダや冷製スープにするなどして、日々の食事に積極的に取り入れましょう。

梅雨太りには漢方薬も役立つ

むくみによる梅雨太り解消には、ストレッチや食事での工夫に加えて、「水分の循環をよくして余分な水分の排出を促す」「血流をよくして、脚の筋肉の緊張をゆるめる」といった作用がある漢方薬を取り入れ、むくみを改善するのもおすすめです。

おすすめの漢方薬

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

疲れやすく、汗をかきやすい人に用いる漢方薬です。体の余分な水の排泄を促し、水太りやむくみを解消します。

→防已黄耆湯について詳しく知る

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

疲れやすく、貧血症状のある人に用いる漢方薬です。血行を促進して体を温めるだけではなく、水分代謝をよくすることで、むくみや冷えを改善します。

→当帰芍薬散について詳しく知る

漢方薬を始める際の注意点

漢方薬は食事の工夫などでは不調が改善しなかった人でも、効果を感じる場合が多くあります。ただし、漢方薬はその人の体質に合っていないと、よい効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。自分に合う漢方薬を見つけるために、服用の際は漢方に詳しい医師や薬剤師に相談するのが安心です。

◆教えてくれたのは:ヨガインストラクター・高橋かなこさん

白いスポーツウェアを着た女性
ヨガインストラクターの高橋かなこさん
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たかはし・かなこ。RYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクター。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスンを得意とする。自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食と思考が大切だと痛感し、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」(https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp)などで精力的に情報発信を行っている。

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