動物がお好きな天皇ご一家
約31年前の、1993年1月19日に開かれた記者会見で、報道陣から共通の話題について質問された際、天皇陛下(当時は皇太子)が音楽、スポーツ、歴史、政治経済を挙げられると、雅子さまが「あとは動物の話と、子どものころやったいたずらの話とか」と付け加える場面があった。
天皇皇后両陛下の動物好きという共通点は、愛子さまにも受け継がれている。愛子さまが学習院初等科を卒業された際、《私は、飼っている犬や猫と過ごす時が、一日の中で心が和む楽しい時間です》と書き出されている作文「犬や猫と暮らす楽しみ」と、保護犬と保護猫をテーマにした「動物たちの大切な命」という作文を綴られている。
「動物たちの大切な命」では飼われているペットへのお気持ちが綴られている。(以下は一部抜粋)。
《私の家では、犬を一頭と猫を二頭飼っています。みんな保護された動物です。前に飼っていた二頭の犬も保護された犬でしたが、どのペットも、可愛がって育てたらとても大切な家族の一員になりました。動物がいることで癒されたり、楽しい会話が生まれたりして、人と動物との絆は素晴らしいものだと実感しています》
これまで仲むつまじい姿を見せられた天皇ご一家だが、その笑顔は、犬猫の存在も大きく影響されているのかもしれない。