健康・医療

本当に痩せる?話題の「食べる系ダイエット」を予防医学の権威が判定

世の中に無数にあるダイエット法。でも、どれが効いて、どれが効かないの?

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食べる系ダイエットを格付けしてみた(Designed by Jcomp / Freepik

予防医学の権威、新潟大学名誉教授の岡田正彦さんは、2017年5月24日(水)に『話題のダイエットを格付けしたら…』(三五館刊)を上梓。数々の話題のダイエット法を、世界の医学論文や統計データに基づいて精査している。

「中でも重要視したのは『健康への悪影響』です。『やらないほうがいいダイエット』の中には、効果がないばかりか、危険なものも含まれています。ダイエットの目的は人それぞれですが、健康を害してしまっては元も子もありません」(岡田さん、以下「」同)

岡田さんは、巷にあふれるダイエット法を「食べる系」「食べない系」「運動系」の3つに大別。今回は、「食べる系」をご紹介。

【食べる系01】朝ごはんはこれ!「バナナダイエット」

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写真/アフロ
写真6枚

数年前に大流行した「バナナダイエット」は、朝食はバナナと水だけで、昼食と夕食は何を食べてもいいという方法。評価は7点と高い。

「中サイズのバナナは1本90kcalほどで、食物繊維が3gくらい含まれている。茶碗3分の1ほどのご飯と同程度のカロリーで、腹持ちがいいのでダイエットに向いています。血圧を下げるカリウムも入っているため、特に高齢者にとっては優れた食品です」

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