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《日本の伝統食に危機!?》「そば」に指摘される健康リスク 中国産そば粉の懸念点、“安いそば”はそば粉より小麦粉の割合が多いケースも 

海外では禁止の「添加物」がたっぷり

さらに恐ろしいことに、場合によっては健康被害がささやかれる添加物も使われているケースがある。

「一部の安いそば店では、食感をよくしたり保存性を高めるために、ラーメンなどに使われる『かんすい』が入っている可能性があります。かんすいの中には、カルシウムの吸収を阻害する『リン酸塩』が含まれているものもあるため、食べ続けると骨粗しょう症のリスクが高まることが危惧されています」(小倉さん・以下同)

スーパーなどで売られている乾麺には添加物の使われていないそばも多いが、カップそばとなると話は別だ。麺そのものはもちろん、そばつゆや具材にも添加物がたっぷり使われている。

「調味料」「アミノ酸等」「pH調整剤」と書かれていれば、これらにもリン酸塩が含まれている可能性があるほか、「小麦たんぱく」「加工でんぷん」の中には海外では発がん性を理由に使用が禁じられているものもある。

さらに麺やそばつゆに色づけするための「カラメル色素」は、食品にもっともよく使われる着色料でありながら、発がん性物質の「4-メチルイミダゾール」が含まれる場合がある。

かようにカビや添加物にまみれたそばを口にしないためには、どうすればいいか。小倉さんは、「安いそばを食べない」ことに尽きると断言する。

「乾麺を買うなら、『国内製造』ではなく『国産』のそば粉を使ったもので、できれば小麦粉の割合も低いものを選ぶほかありません。添加物は、原材料表示の『/』以下を見てチェックしてほしい」

飲食店では「国産」「十割そば」を選べば間違いない。

「二八そばでも、そば粉が100%国産であれば、飲食店は必ずそれを売りにするはずです。少なくとも、安すぎるそばは輸入か、小麦粉の割合が高いと思った方がいいでしょう」(垣田さん)

「そばなら体によくてヘルシー」―そんな思い込みを捨て、“本質”を見逃さないようにしよう。

「そば」の抱える健康リスク一覧

カビ毒:地球温暖化などによって自然発生し、そばに混入すると考えられている。「自然界最強の発がん性物質」ともいわれる。

鉛:低濃度なら問題ないが、長期間摂取することで子供の知能や成人の血圧に悪影響が懸念される。過去に中国産のそば粉から基準値を上回る量が検出され、回収された例がある。自然発生的に食材に混入するため、取り除くのは難しい。

殺鼠剤:ネズミからそばを守るために中国などでの使用が指摘されており、人間が多量に摂取すると呼吸器や神経、ホルモンなどに悪影響があるとされる。

リン酸塩:「かんすい」「調味料」「アミノ酸等」と表記され、カップそばの麺などに使われることがある。骨粗しょう症を引き起こす可能性がある。

加工でんぷん:複数の種類があるが、中には発がん性の危険があるとして海外では使用が禁じられているものもある。

カラメル色素:麺や、そばつゆを色づけするために使われている場合がある。発がん性リスクが指摘される「4-メチルイミダゾール」が含まれる可能性がある。

「そば」の抱える健康リスク一覧
「そば」の抱える健康リスク一覧
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※女性セブン2024年7月25日号

●そばのダイエット効果は?ざるそばより天ぷらそばが”痩せる”理由

●「ざるそば」より「天ぷらそば」のほうが太りにくい?【食べても太りにくいのはどっち】「野菜炒め定食VSしょうが焼き定食」では?

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