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《圧倒的予想》M-1優勝コンビは誰?松本人志不在で「令和ロマンは優勝できないか」9人の審査員が選ぶ「ボケ数多めのコンビ」とは

昨年のリベンジを果たすか。(M-1公式インスタグラムより)
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「案外圧勝できるかも」

局員K「今年の敗者復活はどうでしょうか。昨年と同じ『勝ち残りシステム』が今年も採用となりましたが、正直あまり評判はよくないですよね」

記者T「そうですね。21組が3ブロックに分かれ、1組ずつネタ終わりで『暫定勝者』か『挑戦者』かどちらが面白かったかを会場のお客さんが審査し、各3ブロックの勝者3組を決めるのは芸人審査員。今年は渡辺隆(錦鯉)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、斎藤司(トレンディエンジェル)、久保田かずのぶ(とろサーモン)、井口浩之(ウエストランド)と、歴代のチャンピオン5人です」

作家Y「なぜ本選の審査員はチャンピオンではない芸人も交じってるなか、敗者復活のほうがチャンピオンばかりなのかも気になりますが……(笑い)」

記者T「審査員は置いといて、誰が勝ち上がってくるかですよね。準決勝のウケだけで言ったらインディアンスが私の中では当確です」

作家Y「オズワルドは例年よりも気合いを入れすぎないようにしているフシがあるため、過去のネタと比べるとどうしても物足りなさを感じます。僕は勢いがあるナイチンゲールダンスを推しますね」

局員K「私は昨年のファイナリストだったマユリカ、カベポスター、ダンビラムーチョのどれか一組にあがってきてほしいと思ってます。ダンビラムーチョは『キングオブコント』の『冨安四発太鼓保存会』のネタがキレッキレだったので、あれぐらいオリジナル度の高いネタで勝負してくれたら、案外圧勝できるかも」

記者T「とはいえ勝ち残りですから、本選同様敗者復活戦もネタ順で大きく左右されますよね。あまり先に出すぎると、どうしても後から見たネタのほうが面白く感じてしまうので。そういった意味でも、敗者復活戦は元のかたちに戻してもらいたいです」

20回目の記念大会で波乱は起きるか。(M-1公式インスタグラムより)
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トップ3は……

作家Y「では、この座談会で今大会のトップ3をまとめてほしい、ということなんですが……やはり最大のポイントは審査員席に松本人志さんがいない、ということに尽きると思うんですよ。大会の流れをつくるコメントをするのも毎回松本さんですし、ファイナリストたちも当然松本さんにウケたいという思いは特段強い。また、審査員側の芸人も松本さんをどうしても意識せざるをえなかったところを、今回はフラットな賞レースとしての採点になってくるのかと思います」

局員K「これまでの、松本さん不在の大会で優勝したのは、2004年大会のアンタッチャブル、そして2015年大会のトレンディエンジェルです。あえて共通点を挙げるなら、ハイテンションかつボケ数多めのコンビ、ですね」

記者T「それも踏まえた我々が導き出した『M-1グランプリ2024』のトップ3は……1位ヤ―レンズ、2位令和ロマン、3位トム・ブラウンです!」

作家Y「令和ロマンが2連覇したらおそらくM-1グランプリは終わってしまうので(笑い)。ラストイヤーのトム・ブラウンが爪痕を残すも、最終的には総合点でヤーレンズが優勝、というジャッジです」

局員K「いつもは『1番手のネタ順を引いてしまうと大きく崩れてしまうのはご容赦ください』というエクスキューズを必ずつけるのですが、この3組なら一番手でも残れると思います」

記者T「とはいえ、1番手が令和ロマンだと昨年同様全体的に盛り下がるので、それはやめてもらいたい。あと、トム・ブラウンが1番手なのも大会の空気がおかしくなりそう」

作家Y「やはり我々が予想した3組が1番手のネタ順を引いてしまうと大きく崩れてしまうのはご容赦ください、ですね(笑い)」

 

取材・文/藤原三星

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