干しエリンギの活用レシピ
きのこ類は日光に当てることで、ビタミンD量がアップ。「ビタミンDの元となる物質・エルゴステロールはかさの裏側に多く含まれるので、裏返して干しましょう。30分〜1時間干すだけでも効果があります」(加藤さん)。
「エリンギの唐揚げ」のレシピ
コロコロの形状に切ってまるで肉のような食べ応えに。
《作り方》(作りやすい分量)
【1】エリンギ2パック分(200g)はかさの部分は半分に切り、残りは大きめの乱切りにし、干す。
【2】大きめのボウルにしょうゆ・みりん各大さじ1/2、おろししょうが小さじ1を入れて混ぜ、【1】を加えて手早く混ぜる。
【3】汁気を軽く拭き、片栗粉大さじ11/2をまぶす。
【4】揚げ油を中温で熱して【3】を入れ、上下を返しながら少し焼き色がつくまで2〜3分揚げる。好みでレモンのくし形切り適量を添える。
干し果物の活用レシピ
みかんやりんごの皮は、料理や飲み物の風味づけに活用。干す前によく洗うか無農薬のものを使い、カラカラになるまで干す。
「干し白菜の漬け物 みかん風味」のレシピ
干し白菜が柑橘の風味をまとって上品に。冷蔵で5〜6日保存可能。
《作り方》(作りやすい分量)
【1】白菜400gは1枚ずつ干す。みかんの皮適量はよく洗って適当な大きさに切り、しっかりめに干す。
【2】【1】の白菜をさっと洗って食べやすい大きさに切る。
【3】ポリ袋に【2】、【1】のみかんの皮3〜4片、水大さじ2、酢大さじ1、昆布茶小さじ1/2(または昆布3cm角1枚+塩少量)、塩小さじ1/3、赤唐辛子の小口切りひとつまみを入れてもみ混ぜる。空気を抜いて口を縛り、みかんの皮がやわらかくなるまで30分ほどおく。
【4】みかんの皮をはさみなどで細く切り、戻し入れて白菜と混ぜる。
「みかん茶」のレシピ
いつものお茶に爽やかさを加えて格上げ。
《作り方》(作りやすい分量)
【1】みかんの皮適量はよく洗って適当な大きさに切り、しっかりめに干す。
【2】ポットなどに好みの茶葉適量、【1】を3〜4片入れ、熱湯適量を注ぐ。
◆教えてくれたのは:料理研究家・重信初江さん
身近な食材を使った、素材の味が楽しめるレシピが好評。『干し野菜の作り方&レシピ104』(主婦と生活社)など著書多数。
撮影/澤木央子 スタイリング/久保百合子 取材・文/平井薫子
※女性セブン2025年1月30号