新年恒例の皇室行事である「歌会始の儀」が1月22日、皇居・宮殿「松の間」で行われ、天皇皇后両陛下や秋篠宮ご夫妻らが参加された。皇族方が詠んだ和歌や公募作品から選ばれた和歌が古式にのっとって披露された歌会始の儀には、天皇家の長女・愛子さまのお姿もあった。
「昨年まで学業を優先され、歌会始の儀への出席を控えられてきた愛子さまにとって、今回が“歌会始デビュー”となりました。愛子さまがお召しになったのは襟元や袖口にフリルがあしらわれた淡いクリーム色のロングドレスで、同色の帽子を身につけられ、正装で臨まれました。
1万6000首を超える応募から入選した一般のかた10人も出席され、緊張感が漂いましたが、愛子さまは初参加とは思えぬ堂々とした佇まいを見せられました。実はその日の愛子さまには緊張を和らげる秘策があったようです」(宮内庁関係者)
その秘策とはお召し物のことだ。
「今回、愛子さまがお召しになられたクリーム色のドレスは、雅子さまが長くお召しになっているドレスと生地の模様やフリルのあしらいがそっくりなのです。最近でいえば、2019年4月に行われた、当時の両陛下(現在の上皇ご夫妻)のご結婚60年を祝う祝賀行事に出席された際に着用されていました。
雅子さまと愛子さまが並ばれると、身長はやや雅子さまの方が高い印象を受けますが、お召し物のサイズはほぼ同じなのかもしれません。このくらいの年齢になると、体型が似てくる母娘が多く、靴や洋服などをシェアするのは母娘ならではの楽しみでもあります。雅子さまもそうした思いを持たれているのかもしれません。
また、愛子さまのシルエットに完璧にフィットしていたので、細部をお直しされた上で雅子さまから愛子さまに引き継がれた可能性もあるのではないでしょうか」(皇室記者)